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Articles in the Book Review Category

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[25 8月 2009 | Web STRATEGY vol.23 はコメントを受け付けていません。 | ]
Web STRATEGY vol.23

告知が遅くなっちゃったんですけど、Web Strategy Vol.23が発売されました。

今回は「エコシステム」について書いてます。この「エコシステム」とは、もともとは生態系といった意味で使われる単語なのですが、そこから派生して自分で成長していけるシステムのことを指しています。

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[13 4月 2009 | 今している問題解決はどのタイプ? はコメントを受け付けていません。 | ]

先日、ヨメからもらった「問題解決の全体観 上巻 ハード思考編」というのを読んでいる最中なのですが、この本の最初に出てくる問題解決のタイプというのが良かったのでご紹介。

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[7 4月 2009 | 買い物をする脳-Buyology はコメントを受け付けていません。 | ]
買い物をする脳-Buyology

ユーザービリティテストは気持ちがわかると言われてますが、実際の行動と照らし合わせると一致しなかったり、矛盾もあったり。
もちろん、きちんとした回答を得られる場合もあれば、そうでないこともあるということです。
というところまでがこのエントリーの導入で、久々に本のレビュー(か?)を書いていきたいと思います。
今回の本、「買い物をする脳-Buyology」はニューロマーケティング(Neuromarketing)という新しい調査方法から見えてくる、今まで間違っていたかもしれないマーケティングについて書かれた本です(自分の認識的には)。

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[22 9月 2008 | デザイン脳を開く はコメントを受け付けていません。 | ]

もともと、建築の教授が「創造性」について評価をするのであれば、「創造性」について説明をすべきだろう。というところから始まった本です。
中身については、様々な建築を例にとりながら、体系立てて建築を発想するための方法について書かれています。
自分は建築の人間ではないので、細かい専門的な部分はわかりませんが、それでも様々な視点で学ぶことが多かった本でもあります。
本書の最初に出てくる「記憶」について2つあり、それは「イメージ記憶」「コトバ記憶」であるというのは面白い視点でした。(これ自体は『「知恵」の再発見』中山正和著からのものだそうです)
イメージ記憶とは5感で感じる部分で、まだコトバになっていないもの、感覚的なもので、コトバ記憶とはコトバとなって結びついている記憶のことを指しています。そして、これらはデザインを行う上で違いを理解しておく必要があると。
コトバによってそこに定義ができ、そこに間隔の違いが出てくるわけです。そして、約束事もここから生まれてくる。
古い建築を基本文法として捉え、そこに違いを見いだし、新たな組み合わせを作っていくことで応用としていく方法もここでは紹介されています。
そして、そうやって出来てきたルールを逸脱するのであれば、それはそれで約束事を学んでおく必要があるだろうという事も書かれています。
このような「知的な違反を犯す」ことでデザインを行おうとすれば、約束事は「厳格に学んでおく」ということが大切です。いい加減に学んだのでは、どこに違反の手を入れていいのか分からなくなってしまうからです。
そして、こんな事も。

ジェンクスの『ポストモダニズムの建築言語』によれば、その中の動きの一つに、「脱構築=デコンストラクション」という発想法があったことが述べられています。この方法を使う場合は、「構築」されている「約束事」が事前に存在していることが前提となります。この構築を踏まえておいて、そこに「ゆらぎ」をかけ、「くずし」を入れながら「逸脱」させることで、これまでにない「新しいことを考える」という方法です。
この他、こういった脱構築以外にも、自然の造形から発想を得たりする方法なども実際の建築やモデルを参考にして紹介されています。
まとめ
創造をするということが、決して1からのものではなく、様々な工夫の中から生まれるのだよということを改めて意識をさせてくれる書籍でした。
「そこに感じる何かがある」 → 「それに名前をつける」 → 「それが何かということをコトバで共有する」 → 「それをベースに発展的構築、もしくは、脱構築を行う」 → 「最初に戻る」
という感じでしょうか。Webって新しいものがどんどん生み出されてきてしまって、構築についてコトバで共有する事があまりないようにも感じます。
この部分についてももう少し、整理出来ればなぁと思う次第です。

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[2 9月 2008 | 2 Comments | ]

「建築学」の教科書 という本を読みました。ちょっと前に本屋で見つけて気になっていた本です。
自分は建築を勉強していたわけでは全くないのですが、建築にもっと早く興味をもったらそちらの方向に進んでいたかもなぁと思う次第です。
さて、この本ですが、このコンセプトは「建築」に興味を持った人やこれから学ぶ人に「建築」がどんなものなのかを色々な視点で見せるということのようです。
総勢14名の建築に関わる著名人が、様々な視点で「建築」について語っています。最初に安藤忠雄氏といきなりガツンときます。
建築とは、ある計画概念のもと、さまざまな段階で、全体と部分とのあいだで応答を繰り返し、1つ1つ決定を与えていく作業だと私は考えている。そのとき、まず当初のコンセプトを最後まで貫くのが、難しい。諸条件を整理していくなかで、概念との矛盾、曖昧さが、必ずどこかに現れてしまう。(P21)安藤忠雄
巨匠だからといってサラッと設計してしまっているわけではなく、建築を共に学ぶ仲間というものがないため、常に1人で考えることが多かったとのこと。
そしてこれはサイト構築についても同じ。最初にコンセプトを決めて、それを貫いていくことは机上ではそう考えていても実際は難しかったりするわけです。
そこで葛藤があり、色々考えたことで出てくる答え。それが大事な気がしています。
古代ローマの大建築家ウィトルウィウスは、「建築を考えるときは用・強・美の関係について考慮すべし」と建築について簡潔に定義を与えている。現代的に言い換えれば、「建築においては機能と構造と美しさという三要素の調和のとれた関係が大切である」と言っているのであり、これに設備を加えれば現代でも成り立つ究極の定義であろう。(P32)佐々木睦朗
建築について無知な私なのでウィトルウィウスという方は知らなかったのですが、この本では何度も登場する紀元前を生きた巨匠です。
この「強(firmitas)・用(utilitas)・美(venustas)」についてはやはりサイトにおいても同じ。機能が無いサイト、構造がされていないサイト、美しくないサイトはやっぱりどれをとってもいただけない。
どれかだけを実現しているサイトではなく、3つを両立できるサイトを構築することがWebをデザインする人間の義務ですね。
ちなみに「強」を構造と見るのか、建築物としての強さとして見るのかは、また別の方が検証しているのでご興味のある方は読んでみてください。
建築学を学ぶということは、著名な建築家になって、奇妙奇天烈な建築をわれわれの住む生活環境のなかにつくり出し、華やかに脚光を浴びながら、芸術家を気取ることをめざすことではない。われわれの日々生活している環境がどうあるべきか、そのために何を考えるべきか、何をなすべきか、なさざるべきか、深く思索する能力を身につけ、そして実践に移す。これこそが建築学を学ぶ基本的な目的にほかならない。(P226)山岸常人
これもそのままサイト構築にも言えることでしょう。先日のDESIGN IT!でデザインを行うときには、より大きな部分へと視点を広げるというものがありました。
「サイトが生活の中でどのように使われ、どのように他のサイトに影響を及ぼしていくのか?」これをきちんと考えていく必要があります。
そういった中で、こんな記述もありました。
巨大な建築であれ、使う人がふれ、気持ちがよいと感じるのは、小さな細部からだ。小さな場所が、小さな細部が大事にされなければ巨大な建築は単なる巨大なものとなる。巨大さを感じさせるには、むしろ小さな場所や細部を重視しなければならない。(P145)松山厳
細かいところにこそ気を使うべきである。これはここ最近よく聞くフレーズです。大きな部分に視点を移しつつも、細かい部分を忘れないようにする。大事です。
そういえば、本日入ったスターバックスコーヒーで、パントリーのドアの前に座っていたのですが、ドアが開くたびに暖かい店内から無機質なパントリーが見えて幻滅…ということがありました。
こういったこともディズニーランドなら起きないのかな…
こうした日本の歴史を振り返ると、なんでも潰して新築するという最近の建築技術、すなわち「直す」ことを忘れた建築技術は、じつは大変危ういものであることがわかる。要するに「新築」することばかりに気をとられていたために、かつてはふつうに復旧できたような簡単な修復すらできず、いたずらに解体を進める結果を招いてしまったのだ。(P263)西澤英和
ちょっと前のサイトの場合、ほとんどがリニューアル、リニューアルで常にスクラップ&ビルドの世界でした。最近では、少しずつサイト最適化を行っていく方向にシフトしてきているそうです。
これは、日本の良き建築が…ということは全くなく、アクセス解析ツールの性能向上と予算があまりかけらないという部分がポイントのようです。
ということでこの本を通して感じたことは4つ。

建築はそれ単体で考えるものではなく、環境や社会的つながりなども考慮した上で考えるべきもの。
芸術的観点だけではなく「用・強・美」3つを評価する必要がある。
作りだすだけではなく、「直す」という観点を必要とすること。
そしてそれら全てはサイト構築に通じる。

といった感じでした。途中建築の難しい話も出てきて全部は理解できない部分もあったものの、それでも、「建築」を知るという意味では非常に役に立つ本でした。

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[19 4月 2008 | Web STRATEGY vol.15 はコメントを受け付けていません。 | ]

Web STRATEGY vol.15 が発売されました。連載させて頂いている「WEB解析ツールの実践的活用指南」の6回目が掲載されています。
今回はシナリオという仮説を作ることで、そこから最適化をしていくという方法について書いています。
仮説を立てるということは非常に重要で、これをアンカーにして、検証の足がかりを作っていくことが出来ます。非常に有用な方法ですので、良かったら読んでください。

また、感想や要望を頂ければ次回以降に出来るだけ反映していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

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[19 2月 2008 | Web STRATEGY vol.14 はコメントを受け付けていません。 | ]

Web STRATEGY vol.14 が発売されました。連載させて頂いている「WEB解析ツールの実践的活用指南」の5回目が掲載されています。
今回は離脱率について書きました。直帰率と混同してしまったり、使う場所が限定されてしまいがちなのですが、まぁ、モノは使いようという感じで書いてます。
なるべく簡単に理解できるようにまとめましたので、良かったら読んでください。

また、感想や要望を頂ければ次回以降に出来るだけ反映していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

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[26 11月 2007 | 統計なんて飾りですそれが偉い人には… はコメントを受け付けていません。 | ]

Insight for SiteMeasure and WebAnalytics: グラフでスケールの異なる2軸を使うトリックを丁度読んでいた中、勉強会でもそんな話が出たり、丁度本も読んだことだし、統計やら調査やらの表現について触れてみたいと思います。
見せ方なんてどうにでも
良いかどうかは別にして、ある程度の数字は見せたい方法によって印象操作は色々できてしまいます。これはもうしょうがないと思ってます。
ただ、やっぱり事実は正しく伝えてもらいたいし、社内の報告書なら自分の評価のためにどうこうするのではなく、正しい決断のために使ってもらいたいです。
例えば、給料の差を比較して2倍だったとします。これをより強調して見せたいなら、絵グラフを使えばいちころです。
金貨の袋を高さを2倍にして書く。決して間違っているとは言えないですが、容量を考えれば8倍になる。だからものすごく差があったように印象付けられます。
↓のグラフは3つとも同じ数値をもとにしてます。でも、一番下のグラフは伸びが高いように見えると思います。これも印象操作。

良くメモリを読んでいただくと同じ数字なのがわかると思います。すごいでしょ。
だから良く考える
結局、提供する側は自分の考えが出てしまう。それは意図してなくても考えていたらそうなってしまう場合だってあります。だからこそ、読み取る側も数値が出てきた時には裏側よ良く考える必要が出てくるわけです。
最後に丁度読んでいた「統計でウソをつく法」に載っていた見破るためのキーワードを紹介しておきます。気になる方は読んでみてください。

誰がそういっているのか?
どういう方法でわかったのか?
足りないデータはないか?
いっていることが違ってやしないか?
意味があるかしら?

ちなみに、表題の…の続きですが、「解ってるから使ってるんです」だと思ってます。

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[24 8月 2007 | フラット革命 はコメントを受け付けていません。 | ]

正直、勢いがありすぎて全てを読みきれなかったと思います。今までのネットによる変化を書いた書籍がロジカルに展開するものが多かったものに対し、既存メディアからの視点で、生々しく展開していきます。

本を通して語られる主題の1つに「匿名性」があります。匿名で書けるからこそ、年齢も性別も職業も関係なく、書かれた本質で判断できると。ただし、匿名だからこその問題も書かれています。
自分は本名を出すか、出さないかっていうのは自由だと思ってます。基本的にはリアルと連動させたい人が本名出せばいいと思うんですよね。
ただ本名出すってそれだけ透明性が求められるってことだと思うんです。だから本名出すにはすごいリスクが伴うんですよね。ちょっとした黒いものでも見通しがいいから見えてしまう。
サラリーマンの場合は組織が考えるOKラインと自分が考えるOKラインの意識が違う可能性もあります。だからそれに匿名性を使ってラインに砂をまくわけです。
匿名によって起きた問題についてもこの本では触れています。素性が見えなかったから問題になってしまった「ことのは事件」です。
その他、本書では新聞社が考えるネットがどんなものか?mixiを例に挙げたSNSの繋がりの面白さなどが語られています。
最後に一番残った言葉を
もともと出会うはずのなかった人が、私という存在をきっかけとして、出会う。 –中略– 最初の「種」としての私の存在はそこでは必要なんだけど、でもその種=私はすぎに忘れ去られる。その先にあるリンクの方が大事になるんだよね。
中村理恵子(アーティスト)

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[20 8月 2007 | Web STRATEGY vol.11 はコメントを受け付けていません。 | ]

Web STRATEGY vol.11が発売されました。連載させて頂いている「WEB解析ツールの実践的活用指南」の2回目が掲載されています。
WEB解析というと数字で結果だけを評価しがちですが、今回はWEB解析ツールで得られた数字を基に目標値をたて、どうアプローチをしていくかを考えるためのフレームワークを「緻密などんぶり勘定」として紹介させて頂きました。
是非、読んでみてください。

また、感想や要望を頂ければ次回以降に出来るだけ反映していきたいと思いますので、よろしくお願いします。