統計なんて飾りですそれが偉い人には…
Insight for SiteMeasure and WebAnalytics: グラフでスケールの異なる2軸を使うトリックを丁度読んでいた中、勉強会でもそんな話が出たり、丁度本も読んだことだし、統計やら調査やらの表現について触れてみたいと思います。
見せ方なんてどうにでも
良いかどうかは別にして、ある程度の数字は見せたい方法によって印象操作は色々できてしまいます。これはもうしょうがないと思ってます。
ただ、やっぱり事実は正しく伝えてもらいたいし、社内の報告書なら自分の評価のためにどうこうするのではなく、正しい決断のために使ってもらいたいです。
例えば、給料の差を比較して2倍だったとします。これをより強調して見せたいなら、絵グラフを使えばいちころです。
金貨の袋を高さを2倍にして書く。決して間違っているとは言えないですが、容量を考えれば8倍になる。だからものすごく差があったように印象付けられます。
↓のグラフは3つとも同じ数値をもとにしてます。でも、一番下のグラフは伸びが高いように見えると思います。これも印象操作。
良くメモリを読んでいただくと同じ数字なのがわかると思います。すごいでしょ。
だから良く考える
結局、提供する側は自分の考えが出てしまう。それは意図してなくても考えていたらそうなってしまう場合だってあります。だからこそ、読み取る側も数値が出てきた時には裏側よ良く考える必要が出てくるわけです。
最後に丁度読んでいた「統計でウソをつく法」に載っていた見破るためのキーワードを紹介しておきます。気になる方は読んでみてください。
- 誰がそういっているのか?
- どういう方法でわかったのか?
- 足りないデータはないか?
- いっていることが違ってやしないか?
- 意味があるかしら?
ちなみに、表題の…の続きですが、「解ってるから使ってるんです」だと思ってます。