答えは42ではない。
「answer to life the universe and everything」
全ての答えは42である。まぁ、そんな明快な答えはWeb解析ツールは教えてくれないわけです。その行動の結果が42であろうとしても、42の意味は教えてはくれません。
Web解析ツールの一番の目的は俯瞰ツールと言っても良いのではないでしょうか。データを俯瞰しやすくするツール、Webサイトを俯瞰しやすくするツールなわけです。
- 時間軸による変化
- 他との比較による違い
この2つを見ていくことで問題点のおおよその場所を特定していくわけです。そして、重要度の高い部分から改善の対応をしていくわけです。
以前に「アクセス解析はユーザビリティの夢を見るか」というエントリーを書いたときに、そのプロセスについて触れました。
そのプロセスの最初にある「変化を調べる」という部分がデータの俯瞰により見えてくる部分です。そしてこの部分が解析ツールが最初に教えてくれる数字です。
後は、色々な問題点をもとに「その数字の裏」をとっていくわけです。それは解析ツールによる深堀かもしれませんし、ユーザビリティ的考慮かもしれないですし、IA的視点かもしれません。
まぁ、何より重要なのは「究極の問いに対する答えはWeb解析ツールは持っていませんよ」ということ。
42の数字を与えられた時に、その42をどう自分の行動に結びつけることができるか?それが解析ツールなわけです。