ターゲティングで何が出来るかデモってみた。

サイト内でのターゲティングというのがどのようになるのか?というのがどうしてもイメージしにくかったりもするので、ターゲティングのデモをいくつか作ってみました。「それほど難しいことはしなくても、こういったものが出来るんだ。」というものを体験して頂ければと思います。

※ちなみにうまく動かないなぁ…という時はCookieで認知を行っているので、Cookieを削除して再度実施して頂ければ幸いです。

GETパラメータでターゲティング

非常に簡単に出来るのがGETパラメータによる出し分けです。これはどちらかといえば、ランディングするページで実施することが多いもので広告からの流入やメールからの流入によって出し分けをする事が可能になります。

上記のカルーセルバナーの最初は恐らくSnoopyのQuoteが表示されると思います(違うものが表示されている場合はパラメータが既に付いたものでアクセスされている可能性があるので下記のプレーンなURLを一度遷移してみてください)。これを下記のGETパラメータを付けたバージョンで同様にこのページアクセスしてみるとそれぞれカルーセルバナーの最初の内容が変わります。

こんな感じでダイナミックにコンテンツが変えられるのがターゲティングの醍醐味です。それでは色々とここから他のターゲティングパターンも実現していってみましょう。

アクションに紐づくターゲティング

サイト上で何かしらアクションを実施したことにより、訴求する内容が異なる事などは良くあります。例えば保険系のサイトにおいて、セルフ見積もりの実施前と後ではその後のコミュニケーションは全く異なります。

もちろんクリティカルなものだけではなく、簡単に「これを見た人にはこれを出す」といった事も可能な為、ある特集Aを参照した人に対して、サイト内を回遊している際にはそれを見せるという事が実現出来ます。

それではここでは実際に特定のページに遷移をして、戻ってきたデモを体験してみてください。シナリオとしては特定のページに遷移をして、このページをリロードするとバナーが表示されます。さらにまた別のページに遷移をして、このページをさらにリロードし直すとそのバナーが消えるというものです。

上記のリンク遷移後にこのページをリロードすると恐らく下記にバナーが出るかと思います。(もし最初から出ていたという場合は以前に該当ページを踏んだことがある可能性があるのでステップ2を先に実施してみてください)

バナーが表示されたら今度は下記のページに遷移をして、再度このページをリロードしてみてください。これで恐らくバナーが表示されなくなると思います。

ステップ1のページを特定の特集ページ、ステップ2のページを完了ページとして想定して頂ければ非常にわかりやすいですが、必要な人にだけ必要な情報を出すことが可能になるわけです。そしてこのアクションベースは様々なものをトリガーに出来ます。このページを見ていた方で表示された方もいるかもしれませんが、実はこのブログは初回訪問から3ページ参照をするとビデオがオーバーレイされるようになっていたりもします。

特定カテゴリの重み付けによる実施

コマースサイトの場合、その時々で興味の方向性が違うことはよくあります。特定のカテゴリに興味があった場合には、そのカテゴリの情報収集を行い購買活動に繋げるというものですね。そのカテゴリへの興味をうまく利用してターゲティングに活用することで、より効果の高いターゲティングが実施できるようになります。

それでは再度先ほどのバナーを利用しながら見てみましょう。下記には何かしらのバナーが表示されていると思います。アインシュタインのバナーかもしれませんし、違うものが出ている可能性もあります。下記のバナーは、このブログのカテゴリ参照状況を確認し、それを一定のルールで点数化した上で、その時々で最も興味深いものが最初のバナーとして表示されるようになっています。

さて、このバナーですがもし実際に重み付けを体験する場合ですが下記の辺りを参考にバーっと表示をしてみた後に、再度、このページをリロードしてみてください。恐らくターゲティング・テスト記事向けのバナー、ソーシャル記事向けのバナーと表示されるようになると思います。

ターゲティング・テスト系

ソーシャル系

切り替わったでしょうか?(切り替わらない場合はカウントアップロジックの点数が上がりきっていない可能性があるのでもう何度か上記のページを見てみてください)コマースサイトではこのカテゴリの参照を点数化したやり方は非常に効果的で、特集バナーはもちろんのこと、ランキング表示などにも利用しながら効果を上げることが可能です。

まとめ

「正しい人に、正しいメッセージを、正しいタイミングで」というのが今後のデジタルマーケティングで実施されるべき事になります。One to Oneマーケティングという単語自体は10年も前から言われている事ではありますが、それがテクノロジーの進化によって非常に簡単に出来るようになってきています。

このエントリで体験していただいたデモは基本的な<動き>をメインに置いたものです。これは「正しい人」「正しいタイミング」を認識するための手段の1つです。これ以外にも属性データといったものを取得することでよりその人を認識しやすくなってきます。

そして「正しいメッセージ」は各企業、サイトの戦略によって変わってくるべきもので、さらにはそれをテストを繰り返しながら本当に効果的かつ各セグメントに必要なメッセージを探しだしていく必要があります。

そういう意味では、これが出来た上で<何を実施していくか>を整理していくことが重要です。今回のエントリを通してターゲティングがどういうものかを少しでも認識して頂き、デジタルマーケティングの実施に紐付けば幸いです。

ここまで読んでくださってありがとうございます。最後にこの記事を「いいね!」して頂いた後、TOPに戻ると私からのメッセージが見れます。もしご興味があればどうぞ。



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