サイトへのSocial対応:SEARSの場合

UIの変更など大きな発表もされさらにFacebookの盛り上がりがあるこのところではございますが、どうしても気になるのが企業がFacebookページのみで盛り上がっているところにあったりします。

しかしながら企業にとってFacebookの展開の旨みは、実はFacebookページよりもFacebookから提供されているSocial PluginやAPIなどを利用した、Facebookのソーシャルグラフを自社サイトで展開出来ることにあると思っています。

そこで現状どのような展開がされているかなどを、USなどのサイトを例に少し触れていってみたいなぁと思います。今回はその第1弾としてSearsを取り上げたいと思います。

インフルエンスボタン

SEARSはよくあるコマースサイトの形をとったサイトとなっています。売上も北米の小売の中では常に上位に入ってきているサイトとなっています。

さて、最近のコマースサイトでは必須ともいえるのではないかというぐらいの導入になってきているインフルエンスボタンですが、こちらはシェアボタン群としてSEARSももちろん設置をしています。

このサイトの実装の特徴として、コマースサイトであれば商品ごとにインフルエンスボタンが設置されていることが多いのですが、ヘッダナビゲーションの右側に常に存在しているということがあります。

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これにより良いか悪いかは別として商品ページではないページでもシェアが可能になっていることになります。実際にクリックをするとメール、Facebookのシェア、Twitterのシェア、ソーシャルブックマークとしてDeliciousのリンクが現れます。

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ちなみにメールについてはこの画面からメールアドレスを指定することでメールを送信出来るようになっています。

ログイン

Facebookで提供されている機能の1つにログイン機能をサイト内に仕込むことが出来るようになっています。SEARSでは独自の会員組織も持っていますが、Facebookログインを利用することで、簡単に会員としてログインが出来るようになっています。

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ログインをすると最初だけアプリと同じように下記のような認証画面が表示されます。これを認証すると、SEARS側の会員としてFacebookのアカウントで簡単にログイン出来るようになります。

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さてこんな事を通して、面倒な会員登録も簡単に済ませることが出来るわけです。その次からの訪問ではログインの横にある「f」のボタンを押すだけでログインが可能になります。

またSEARSではFacebookのアカウントで簡単にログイン出来るだけでなく、プラスαの機能提供もされています。下記はそのページのキャプチャになるのですが、大きく2つの内容が表示されます。1つが「Gift Suggestion」というもので、もう1つが「Facebook Suggestion」というものです。

先に「Facebook Suggestion」の方に触れると、こちらは認証されたFacebookのアカウントに設定されている内容をもとに商品のレコメンドをしてくれます。私の場合はスキーが登録されていたので、スキーグッズなども表示されていますね。

もう1つが「Gift Suggestion」ですが、こちらは認証されたアカウントの友達のアカウントに設定されている情報(趣味とファンページのLike)を読取り、そこからギフトとして友達別に商品のレコメンドをしてくれます。ちなみに表示されている順番は誕生日が近い順です。

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まとめ

ということで主にFacebook関連を中心にソーシャル系の対応についてレビューをしてみました。このようにFacebook認証を利用してサイトに新しい価値体験を提供出来るようにもなります。

まだまだソーシャルと企業の付き合い方も模索状態ではありますが、このような展開も1つのアプローチだと思いますので参考にして頂ければと思います。

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