ネットキャンペーン 5+3のポイント。
ネットキャンペーンを行う上で、最低限行うべきいくつかのステップがあります。今回は自分がキャンペーンを行う時のポイントを書き出してみました。参考にしてみてください。
1:キャンペーンの目的設定する。
まずはキャンペーンの目的を設定です。商品やサービスの認知を上げるためなのか?ブランドイメージを強化するためなのか?などです。
基本的には目的が発生しない限り、キャンペーンを行おうという発想にはならないはずですが、最近の企業では「やった」という実績を残すために目的なくキャンペーンが実施されるのも多いようです。
2:ターゲットセグメントを設定する。
目的が設定できたら、ターゲットセグメントの設定です。既に、自社のユーザーとなっている方を対象とするのか?新規顧客を対象とするかです。
もちろん、もう少し細かい実際にはもっと細かいブレイクダウンも必要です。新規顧客といっても女性なのか男性なのか、若年層なのかシニア層なのかでもメッセージが変わってきます。
これらの設定は、実際にどのようなキャンペーンを実施するのか?流入はどのように確保していくのか?などキャンペーン自体のキーポイントになってきます。
3:ベネフィットを設定する。
ターゲットセグメントが来訪した時のベネフィットを設定しましょう。急速に情報が多くなっている世の中で、サイトに来訪したけど見たのは小綺麗に作られたFLASHだけでは、無駄に時間を使ってしまったと思われてしまう可能性もあります。
サイトに来訪することで、何に応募できるのか?ブログパーツなどを入手できるのか?口コミしたくなる情報を入手できるのか?など何かを設定しましょう。
もちろん、2で決定したターゲットセグメントに会わせたベネフィットを提供していく必要があります。
現在、コカコーラが行っているキャンペーンでは商品についているシールの番号を入力し当選すると、iTunesで1曲ダウンロードができるようになっています(Coke + iTunes)。
4:コンバージョンポイントを設定する。
キャンペーンを行った時に何をしてもらうことが最終目標とするかを決めましょう。これが効果がどれくらいあったかの指標になってきます。
資料請求なのか?会員登録なのか?とにかくコンバージョンポイントを設定しないと効果を測定しづらくなってしまいます。
同じくコカコーラのキャンペーンでは番号を入力するにあたってメールアドレスなどを基本情報を登録する必要があります。この登録完了は1つのコンバージョンポイントとなります。
また、NikeIDが以前にYouTubeでの動画広告のマーケティングを行った際も、最終的にはサイトに仕込んであったネタコンテンツに来訪することが1つのコンバージョンポイントだったとも言えます。
5:事前/事後の検証を行う。
キャンペーンを行うことで、目的を達成できたかどうかがないとそもそも実施した施策を評価できません。マーケティングとはより良い施策を残していく作業でもあります。
事前と事後の値を計測し、想定していたターゲットセグメントは合っていたのか?目的を達成できたのか?をきちんと設定しておきましょう。
実施後に評価をしようとしても、仕込みが出来ていなかったために計測が出来なくなってしまう場合もあるので注意が必要です。
+1:キーワードをユニークにする。
キャンペーンで利用するキーワードを出来ればユニークなものにしましょう。Yahoo!やGoogleで検索しても結果として表示されないものが望ましいです。
サーチエンジンからの流入も確保しやすくなりますし、何より後々ブログなどに書かれた効果を計測しやすくなります。
以前のエントリーで「WEBで検索をさせる本当の理由」ということで「WEBで検索」についても似たようなことを書いていますのでご参考ください。
+2:アンカーポイントを設定する。
アンカーポイントを設定しましょう。アンカーポイントを設定するか、しないかでWOMに繋がるかどうかが大きく変わってきてしまいます。アンカーについては「WOMを誘発させる4つのポイント」で書いていますので参考にしてください。
+3:再訪問性を設定する。
キャンペーンは一度訪問の自己満足的なところで終わらせることなくするためにも、再訪問をするきっかけを作りましょう。例えば、何か特典ムービーを流すにしても一度に行うのではなく、時期をずらしていくことで再訪問性を上げることが出来ます。
学校の勉強と同じです。一気に時間を設けて一夜漬けで何かを憶えるよりも、時間をあけながら同じものを憶えていく方が記憶の定着率がよくなります。
ドコモが行っているDocomo2.0のキャンペーンではCMで流れているショートドラマ?のロングバージョンがサイト上で見ることができるようになっています。この更新も、CMと同期をさせて少しずつとなっているので、再来訪性が高まります。
まとめ
自分がキャンペーンを行う時のポイントを書き出してみました。荒削りの部分もありますが、とりあえずこういったポイントを意識していくことで次に繋げられるキャンペーンが出来るようになると思います。
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