レベルに合わせたUI
ちょっと前にLivedoorReaderを初めて使った際に思ったまま書いていなかったのですが、コマンドラインは最強インターフェイス?を読んで刺激を受けて書こうかと。ショートカットとGUI型ポインタ操作のUIについてです。
ユーザーのレベル
ユーザーインターフェース(UI)を考える場合に、重要な1つの項目にユーザーのレベルというのがあります。この辺りの設計に関してはペルソナを立ててやる方法やらもあるわけですが、その辺りは今回は省略。
クライアント型などのUI設計の場合、ユーザーのレベルが特定出来る場合が多いのですが、WEBのUIの場合は、そのサービスが必ずしも特定のレベルのユーザーとは限らない場合が多いわけです。
あまりアプリケーションを利用したことのないユーザーの場合、トライアンドエラー的に色々触りながらUIを学習していくことがあります。赤ちゃんや動物がモノを認識するときの仕草に似ているイメージです。
逆にアプリケーションを利用経験の豊富なユーザーの場合、自分の目的達成のためにアプリケーションのどの機能を利用すれば良いかを把握しているわけです。この場合は、いかに早く目的を達成するかが重要になります。
実はここが、GUI型ポインタ操作とショートカットキーでのUIの棲み分けがあるのかなぁと考えてました。
それぞれの特徴
ショートカットキーの場合、機能を表す単語が省略されていたりと記号のようになってしまい難解になってしまうことがあります。その代わりとして、慣れてしまえば非常に早い入力をすることが可能になります。つまりスピードを身につけることが出来るわけです。
逆にGUI型でポインタ操作の場合は、目的のボタンまでポインタを移動させなければならなかったりと若干時間がかかってしまいます。その代わりとしてボタンの位置や表現などは多彩になります。
つまり、ショートカットキーとGUI型ポインタ操作はそもそも利用レベルが違うわけです。
まとめ
深そうな書き始めわりにはもうまとめなわけですが、ショートカットキーとGUI型ポインタ操作はWEBアプリケーションの中でうまく共存していくことが良いと思ってます。GmailやLivedoorReaderなどはポインタ操作もショートカットキーを利用した操作も両方出来るようになっています。
こういったUIの設計はAjaxなどを利用することによって、より多くのことが実現できるようになったわけですね。もちろん、FlashなどのRIAでも実装することは可能です。
まぁ、考えてみれば当たり前なのですが、こういった細かい対応を行っていくことが、より広いユーザー層に受けるためのWEBアプリケーションを作っていくためのポイントなるのかなぁと。