バナーテストしてました(結果編)

先日、CSSniteの告知もかねて書いたエントリー「バナーテストをしてました。」の結果を遅ればせながら書いておきます。

実際のテスト場所やパターンについては、長くなってしまうので、前回のエントリでご確認頂ければと思いますが、基本は下のような3つのバナークリックテストです。

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さて、もう結果について触れてしまいますが、結果は下記となりました。これらはクリック率を比較していて、クリック率は訪問(Visit)に対してのクリックになっています。

パターンA(左):コントロール
パターンB(中):コントロールに対してクリック率が 57.40% の上昇
パターンC(右):コントロールに対してクリック率が 5.64% の上昇

パターンAのコントロールとは、これを基準して比較をした場合、といった形で算出されるためこのような結果になりました。

サンプル数は約4500件の1ヶ月検証で、テスト結果の確度も良い感じです。実際にグラフで期間中のクリック率を見ても、常にパターンBが上回っていたので確実と言って良いと思います。

まとめ

さて、もともとテストをしたかったのは「ボタンの有無による違い」と「ボタンの場所による違い」でした。

ということで、今回のテスト結果から見られる知見ですが、新たな仮説として下記のようなことが見えたと思ってます。

  • ボタンがあった方がまぁクリック率が高くなる傾向にある。
  • バナーの位置によってボタンの位置の工夫が必要?(今回はバナーが右側にあり、エントリーの横にあたるため、目につき易い左側にボタンが配置されることが多かったのかも)

先日、CSSniteで、この結果を挙手して頂き実際に聴きにきてくださった方に予想をして頂いたところ、8割の方がパターンCがクリック率が高かっただろうと予想され、みごとほとんどの方がはずれてしまうという結果になりました。

個人的にも、「もしや?」という部分があったのでテストをしたものの、正直びっくりな結果でした。今回のようなテストを通すことで、実際に予想と違った結果が出てくるのがテスティングの醍醐味なんですよね。

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  1. 衣袋

    こんにちわ、衣袋です。

    「今回はバナーが右側にあり、エントリーの横にあたるため、目につき易い左側にボタンが配置されることが多かったのかも」という仮説には賛成。

    是非今度機会があったら、僕のブログのような右にコンテンツがあるパターンのテストページを作って、同じクリエイティブでテストして欲しいです。