テスティングまとめ

You can choose: Pepsi or... Pepsi? by Michel Filion以前に書いた、直帰率まとめエントリが意外と人気だったので、今回はテスティングについて過去のエントリを参照しつつまとめていきたいと思います。たまには、過去の掘り起こしも良いものです。

なぜテストするのか?

もうこれは一言で「そこに仮説があるから」です。

基本的にサイトは全て仮説の上に成り立ってます。「ビジネスマン向けのサイトです」「主婦向けのサイトです」などもそうですし、「このボタンならわかりやすいだろう」だって仮説です。

なので、可能性としては間違っていることもあるわけです。設計/制作段階で沢山の仮説が出てしまい、どれも甲乙付けがたく、いくつかの仮説が出来てしまったということもあるかもしれません。

なんにせよ仮説を裏付けしていくためにテストするわけです。そして、Web自体はとてもテストを行う環境が揃っていたりするので良かったりするわけです。なぜ、Webはテストを行う環境が揃っているかについては、「テストを行い最適化を行う。」に書かれています。

テストって結構なじみが無いんですよね。なんか、そういう文化がある企業が意外と少なかったり(もちろんそうでは無いところもあります)。

テストの仕方

これは2つも書いているエントリーがありました。欲張りですね。基本的な期間やテストパターンについては「テストと計画と結果の解釈」に書かれています。

ただ、ここに書かれていることについては手動で行う場合も含めてのテストで、実際にツールを使った場合はきちんとした振り分けをして、テストの確度も出してくれるのでそこまで気にする必要の無い部分もあります。

そして、テストの外枠もテスト計画を考える上では非常に重要なのですが、テストの中身も非常にに重要です。「AとBというクリエイティブがあるから比較しよう」というのは、テストをすれば結果が出ます。しかし、場合によっては、その知見が再利用できないため、その1回だけしか使えないものになってしまう可能性もあります。

テストを行う際には、何をテストして、どういった知見が得られるかをきちんと設定しておくことで、その知見が再利用でき、結果、サイトのより良い向上に繋がって行きます。つまり、テストは設計が重要なんです。ということで、バナーテストを行う際に、どんな設計ができるかについては、「バナーをテストをする時の要素7つ+ 2」 に書いてあります。

テストの事例

さて、最後に事例です。これはブログには1つしかアップしていませんが、非常に面白い事例であることは確かです。エントリ内にも書いていますが、実際に会場に挙手をして頂くと、ほとんどの方が結果を間違えるというものです。(この会場挙手に関しては2回別の会場で実施しても同じように、良かったパターンではないものに挙手が集中)

バナーテストをしてました。」と「バナーテストしてました(結果編)

この2つのエントリのケースを見て頂いて、もし、ご自分が考えられていたものと違うものが良かったのであれば、それは「仮説」が間違っていたわけです。そういった間違った部分を見つけ出し、改善をしていくことでサイトは最適化されていくわけです。

まとめ

ということで、今までにアップしていたテスト系エントリを掘り出してまとめ直してみました。以前に書いたエントリでエコシステムを作って行く重要性について書きました(結局はエコシステムを作る事)。

テストを行って行くことは、このエコシステムを推進していくうえで核となる部分です。テストの結果から得られる知見は、そのサイトでしか得られないものも沢山出てきます。つまり、それは財産にもなり得るわけです。ぜひぜひ、テストをどしどし行って行ってください!

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