Home » General

Lead the next DIGITAL decade

2010/03/20

たまにはレポートをということで、先日参加をしてきたOmniture Summit 2010 の様子や私が感じてきたことなどを少し。

そもそもOmniture Summitって何?という方もいらっしゃると思いますので、どんなイベントかというとこですが、これは(現在はアドビシステムズ社のビジネスユニットである)Omnitureが毎年ソルトレークシティーで開催しているイベントです。

実際にOmniture製品を利用していたり、興味のあるWebマーケッターなどが2000人以上の規模で集まり、新機能や発表、セミナー 、コンサルタントなどへの相談、クライアント同士の情報交換の場として展開するイベントです。

This will be the decade of the CMO

毎年、最も注目の集まる初日のKeynoteなわけですが、サブタイトルとなっていたLead the next DIGITAL decadeとあるように、自分は次のオンラインマーケティングの新たなステップがより明確に見えてきたように感じました。

このKeynoteでは企業での主導権がCFO( Chief Financial Officer ) から CIO(Chief Information Officer) そして CMO(Chief Marketing Officer)の時代への幕開けが定義されました。そして、それらを展開していくための様々な新たに展開される製品やサービスが紹介されました。(このあたりは別のニュースサイトなどをご確認頂ければ…)

これまでのマーケティングでは、マスを利用して企業側からの一方通行で発信がされていました。これがWebの登場によりインタラクションに動くようになりました。そして現在ではソーシャルメディアの存在が非常に大きくなってきたことで、企業は顧客との対話(conversation)が非常に重要なファクターとなりつつあります。

顧客と向きあって対話を行っていくためには、企業は一方的な情報発信から同じ目線になり、コミュニケーションを行って行く必要があるわけです。しかし、コミュニケーションをとっていくだけではなく、そこに企業活動も含めて考えていく必要があります。

そんな中、企業におけるマーケティングという存在は色々な意味で非常に重要と言えます。ソーシャルメディアを通じて、消費者側で様々な形で情報がよりシェアされるようになることで、企業は今までは別々のチャネルで別々のコミュニケーションを行っていたことに一貫性が求められるようになるわけです。

さて、そんな企業のマーケティングがどのように対話にシフトしていくべきか?ということですが、このSummitを通して自分が感じたのポイントは下記の通りです。

消費者との対話

  • チャネル横断的なコミュニケーション
  • 様々なデバイスや手法の展開
  • ソーシャルメディアの活用

チャネル横断的なコミュニケーション

ソーシャルメディアを通して情報はシェアされ、アーカイブとしてWeb上に残ることになります。今まで別々のチャネルだったためにあまり意識されなかったチャネル別のコミュニケーションは、より統一される傾向になります。

そのため、個別の広告だけではなく、ソーシャルメディアも含めたオンライン、さらにはマス、オフラインなども含めた統合マーケティングがいよいよ企業には必要になると言えるでしょう。

ここについてはオンラインに統合していくという方法もあれば、業態によってはもっとリアルのデータもオンラインのデータも含めたアプローチを考えていく必要があります。実際にこのような事例も見ることができました。

様々なデバイスや手法の展開

チャネル横断的なコミュニケーションを行っていく上で、様々なデバイスや手法の展開も必要になってきます。iPhoneやその他のスマートフォン、また、その上で動くアプリケーションなどオンラインだけ取り上げても様々なチャネルが存在しています。

1人のユーザーが複数のデバイスを併用してのアクセスは伸びてきていて、状況などによって使い分けられることも多くあります。業態によっては、こういった状況が非常に起こりやすい場合もあり、これらを別々のチャネルとして分析するのではなく、同じユーザーからのアクセスと認識し、全体的なコミュニケーションを確立していく必要もあります。

ビデオ配信についてもブロードバンドが整備されたことで、顧客満足度向上を目的に配信を行っている企業も増えてきています。実際に大量のビデオ配信を行っているサイトでは、動画の離脱や動画パスなどを分析し、広告配信やレコメンデーションに役立てている事例などもありました。

ソーシャルメディアの活用

実際にソーシャルメディアを具体的に活用していく方法については、今回の最も多くセッションが開催されていた内容だと思います。日本でも去年末から急激に利用者が増えているTwitterですが、つぶやかれる内容は、アンケートでは取得できないネガティブなものも含めた生の情報です。

Twitter APIからデータを取得し、自社や自社ブランド、また、競合に関わるTwitterのデータ取り込み、モニタリングをしていく方法なども展開されていました。ツールのアラート機能などを利用することで急増した際も検知が早くなります。

このようなデータを知ることが出来るのは、ソーシャルメディアを中心に据えたマーケティングを行って行く上では必須の情報と言えます。また、実際にFacebookやYouTubeを利用したソーシャルメディアマーケティング部隊を結成し、マーケティングを行っている会社の事例などもありました。

とあるメディアサイトのテスト事例では、ソーシャルメディアでシェアされることは、結果自サイトの目標(ページビュー向上)につながるとして、ソーシャルメディアへのリンク掲載方法(ボタンや位置)などのテスティング事例が紹介されていたのは、メディアの取り組みとして非常に面白い事例でした。

まとめ

大きな潮流としてサーチエンジンやバナーからのユーザー獲得から、サイト最適化、サイト内テストときて、ソーシャルメディアでの対話になってきているという印象を受けました。これらは別にどれかを蔑ろにするわけではなく、サイトが進むべきステップとして存在していると言えるでしょう。

また、今回は紹介できませんでしたが、USではテストを実施するというプロセスが非常に円熟してきており、それぞれのサイトで当たり前のように行われています。この辺り日本でももっとテスト文化が広まるといいなぁと思ってみたり。

#そういえばどこかのKeynoteで「次の潮流を知りたかったら、ティーンを見れば良い(正確じゃないけど)」というのが非常に印象に残ってたりするので最後にメモ。


Tags: , , ,



Comments are closed.