見るべき指標は最小限にすること。
Web解析を知り始めると、「これも知りたい」「あれも取れる!」と色々なデータをわくわくしながら見て回ります。
もちろん、興味を持って頂くことは重要で、それぞれのデータに意味があることも確かです。ただし、それを運用できるかは別だったりします。
データを見るのは楽しくなってくると時間も忘れてしまい、止めるものが無いと、平気で数時間見てしまう場合もあったりします。たまにならそれも良いと思います。
でも、それを毎日続けるには少し時間が足りないかもしれません。
以前に、解析のデータを集計/分析するのに前週のデータを3〜4日かかっているという話をお聞きしたことがあります。
つまり、何か前週に変化があったとしても金曜日1日で判断をして行動に移していくわけです。これじゃあ、何のために解析ツールを使ってるのか…となってしまいます。
これを短縮していくためには2つの方法があります。
- 見るべき範囲を絞り込むこと。
- ツールの機能を活用して自動化すること。
「見るべき範囲を絞り込むこと」はもっとも勇気がいり、かつ、重要なことだと思ってます。1つの方法としては、見たいと思っている数字を列挙してみて、そこから10個に絞り込みます。これをさらに5つに絞りこむことで実は必要最低限が見えてきたりします。
決めている時は、なんだか物足りない気がすると思いますが、運用に入ればその重要性がわかると思います。
そうやって、ある程度絞り込んだとしても、やはり時間がかかってしまうこともあるもので、そういった時、ツールをうまく活用することは非常に重要です。
ツールによって違うので細かいことは割愛しますが、ツールの機能をうまく使うことで、時間や集計を大幅に短縮することは可能です。こうすることで、確認する数字が多かったとしてもある程度はなんとかなり、その分析に頭を使う時間を増やすことが出来るわけです。
まとめ
導入時に運用まで考えることって非常に難しかったりもするのですが、運用がまわらなくなるとツール自体が見られなくなってしまうので意味が無くなってしまったりもします。
いきなり、高い壁に登ろうとするのではなく、ステップを置いて行っていくことで、より高い目標に到達が早くなったりするかもしれないわけですよ。