サイトの問題点はどう洗い出す?
先日ご紹介した問題解決のタイプに「Improvement Opportunity追求型」というものがあります。
これは本の解説によると「現状に甘んじず、よりベターな状況を目指して行う問題解決」ということになります。
よりベターの状況を目指すためには、まずは改善すべき問題点を捉えている必要があるわけです。
とはいえ、サイトの問題点の洗い出しといっても、沢山のページ、沢山の指標の中からどのように見つけ出しのかは非常に難しいことだったりもします。
ということで問題点の洗い出し方について考えるところを少し。
全ては2つを整理することから
問題点の切り口は細かく見ていけば色々あるのですが、2つを整理することで見え易くなるのかなと。
- どのくらい来たのか?
- どのくらい行ったのか?
これらのバランスが大きく狂っているところが改善点になってくるわけです。あとは指標の組み合わせで見ていけば良いわけです。
「どのくらい来たか?」という部分では、外部からの流入もあれば、その中の特定の流入もあります。ページ間の移動もあるわけです。流入数やPV数、訪問回数などがそれらの指標にあたります。
「どのくらい行ったか?」という部分では、サイトの外へ行ってしまった場合もあれば、誘導したい先のページに進んでいない場合もあります。もちろんコンバージョンもそうです。ということで直帰数、離脱数や次ページ、コンバージョン到達有無などが見えてくる訳です。
これらは視点によってサイト全体でみたり、カテゴリやディレクトリ、特集、もちろんページという単位で見る場合もあるわけです。
組み合わせる
ということであとはこれらを組み合わせて考えることで見つけ易くなるはずです。サイトに対して入口数に対して直帰数が多い、つまり直帰率が高い上で、入口数が多い箇所は修正が必要な箇所になります。
それらが落ち着いたら、Call-To-Action(行動喚起)に注目します。ランディングページから次のページへの遷移も、リンクが複数あれば複数に散らばります。いかに、次に進んでもらいたいページに進んでいるかを見ることも重要です。
そして、それら遷移がコンバージョンに辿り着いているかを見るわけです。ということで1つの指標をみていくというよりも、指標と指標の組み合わせてで見ていくのが良いかと。
まとめ
まだ、荒削りですが、サイトの問題点を洗い出すポイントとしてはここを意識していれば洗い出し易くなるんじゃないかと思ってます。
考え方という部分にはなってしまいますが、洗い出しのとっかかりの一助となれば幸いです。