軸を決めて見えないものを見る。
解析ツールで集計された数字を見ていく中で、大きな動きの中から変化を見つけて、そこからブレイクダウンしていく方法があります。
もちろんこれが王道で最も効率が良い方法なのですが、これ以外にもデータから知見を見いだすことも出来る方法もあったりします。
最適化を行っていく場合に、軸を1つ決めてそこを中心に様々な集計数字を見ていくことで、問題点や傾向を見つけ出していく方法です。
例えばサイト内にある特定の機能を「軸」として考え、そこを中心にデータを集めていってみるわけです。1つの例として下記のようなデータを抽出していきます。
- 機能のコンバージョン
- その機能へのパス
- 利用時間帯や曜日
- 機能を利用したユーザーの入口ページ
- 機能を利用したユーザーの検索ワード/参照ドメイン
- セグメント情報
上記のような様々な視点のデータをクロス集計したりグラフで可視化していくことで、今まで見えていなかった部分から、なんとく見えてくることがあったりします。そこでやんわり仮説を作って、そこからさらに集計の軸を少しずつ足していくわけです。
この方法は「軸」があることで、そこを中心とした分析を行っていくことができ、それによってサイト全体との違いなども見つけ易くなります。
時間もかかるし、何もわからない場合もあるのですが、それでも新しい発見も多い方法なので、たまには「軸」を決めて分析をしてみるのも良いと思いますよ。という話。