Twitterマーケティングを計測する方法
勝間和代さんや広瀬香美さんが参入していよいよキャズムを超える感が強くなってきたTwitterですが、その勢いもありTwitterへの企業の参加も多くなってきました。
ということで、実際に企業が参入した際にTwitterまわりでどんな効果計測ができるかを簡単にまとめてみました。
基本的には2つの視点があると思っています。1つが流入関連と、もう1つがブランディング関連です。
流入関連
流入関連とは、いわゆる企業サイトへ流入を計る部分ですね。TwitterにURLがある場合というのは2つのケースがあるかと思います。
1つが企業の公式アカウントみたいなものを用意して、何かUpdate情報がある場合にURLを記載していく方法です。(能動型)
そしてもう1つが、利用者の方がTwitterにURLを書き込んだ場合ですね。「これ読んでる」とか「これ面白い」とかあると思います。(受動型)
流入能動型での計測
この場合、企業側が貼付けるURLをコントロール出来るため効果計測が非常にしやすくなります。ほとんどの解析ツールではパラメータを付けることで、パラメータごとに流入などを計測することが可能です。
そのため、実際にTwitterに貼付けるURLにパラメータを付けておくことで解析ツール側で計測を取得できるようになります。付与するパラメータに「twtter」などと設定しておけば良いわけです。
パラメータを付けられるこの場合は、Twitterのサイトであれ、Twitterクライアントであれ流入データを計測することができます。
流入受動型での計測
流入受動型での計測の場合は、企業側でURLのコントロールをすることが出来ません。そのため基本はリファラを参照することでの対応となってしまいます。
「http://twitter.com/*」が流入もとのときにTwitterからの流入であるというぐらいになってします。ちなみにあくまでリファラなので、Twitterクライアントからリンクをクリックされた場合は、サーバ側に送られるデータとしては「リファラなし」となってしまうので計測ができません。
長いURLをTwitterに貼付けた場合、Twitter側にてbit.lyの短縮URLに変換されます。この場合もリファラはbit.lyになってしまうのではなく、オリジナルのリファラ(http://twitter.com/など)がサーバ側には送信されます。
bit.lyに変換されているURLであれば、別の方が設定したものであってもbit.lyでクリック件数を確認することが出来ますので、ちょっと手間にはなってしまいますが、bit.lyで確認をするのも良いと思います。
ブランディング関連
URL以外にもUSではブランディング計測として利用されているケースもあります。これはTwitter上で、どの程度自社のブランディングワードがPostされたかということを計測をするものです。
Twitter検索を利用すると特定のワードで検索することが出来ます。例えば「Twitter」で検索をすることで、「Twitter」を含む内容をPOSTした内容を知ることができるようになります。
このTwitter検索はAPIで取得することも可能なため、APIから取得したデータを件数にすることで、日々ブランディングワードがどのくらいPostされているかを知ることができるわけです。
場合によってはこれを解析ツールにデータ統合することで、他のデータと組み合わせた分析も可能になります。
これの難点は明確なブランディングワードであれば計測が可能なんですが、そうでは無い場合は難しいのと、bit.lyなどのURLが短縮URLに置き換えられてしまった場合に、そのURLは計測対象とならないことだったりします。
追記:2010年3月31日 短縮URL系の取得について「TOPSY使ってますか?」で記述したので併せてご参考ください。
まとめ
現状、自分が知っているTwitter計測についてまとめてみました。こうやって整理してみると色々なアプローチがありますね。
今後、どの程度企業がTwitterに関与するようになるかはわかりませんが、しかしながら、無視出来ない存在になってきているのも事実なわけで、こういった計測は今後どんどん行われるようになってくるかもしれないですね。ヒウィッヒヒー!
chibirashka
タイムリーで参考になりましたー!
あんけい
お役に立ててこれ幸い。