TOPSY使ってますか?

Twitterでの計測はずいぶんと色々なソリューションもあったりするわけですが、なかなか難しいのがURLを含む計測です。

自社サイトのURLなどがTweetされたのであれば、やはりそれは抑えておきたいところ。ところが140文字しかPOSTできないTwitterということもあり、ここのところ急速に利用が増えているのが短縮URLサービスです。

Twitter Searchを利用することでTweetの中に含まれるブランドワードや製品名などは検索できるものの、短縮サービスに置き換わってしまっているURLまで探すのは難しかったりします。

そんな中、個人的にも好きなサービスのTopsyというサイトがあります。これはTweetを検索できるベータ版サービスです。最近少し機能拡張しているものの、基本はTweetに含まれるURLなどを集計して検索できるものだったりします。

このサービスの素晴らしいところは、先程も触れた短縮URLサービスについてもきちんとトラッキングし、同じURLならまとめて表示できることなんです。これ地味に大きいんです。

メディアサイトなどを運営している場合は、どの記事がどのくらいTweetされていたかというのも気になるところなわけで、そんなのも検索クエリに「site:ドメイン」と入れるだけでOKです。

このTOPSYがAPI実装したら最高なのに〜と思っていたところ、たまたまサイトでAPIの文字を見つけまして、調べてみたらJSON形式ということで早速取り込んでみました。

ということで以下は少しだけテクニカルな部分を書くので、必要のない方は最後の「まとめ」まで飛ばしてしまってください。

TOPSYを実際に実装してみる

そもそもTOPSY自体がベータ版なのでAPIも当たり前のようにベータなわけですが、とはいえきちんとしたドキュメントがあります。(otterapi – Project Hosting on Google Code

これを見る限りはTOPSYで検索できるような内容のほとんどが出来るように実装されています。上記にあるようなsite:などの説明はないので、そういった部分はTOPSYをいじりながら検索クエリを見るのが良いかと。

あとは実際にリクエストして返答を得るだけなわけですが、JSON形式とJSONP形式と2つが用意されています。(ResponseFormats – otterapi

通常の検索のリクエストであれば /search.json がJSON形式で /search.js がJSONP形式です。JSONP形式の場合は、通常の検索クエリの他に、引数としてcallbackで返答の関数名を指定します。リクエストの種類については Resources – otterapi に書かれています。

自分は実装のしやすさからJSONP形式でやりましたが、この辺りは環境によって合わせる形で良いと思います。ちなみにJSON形式はFirefoxのAddOn入れるとブラウザ上で参照できるので便利です。(JSONView :: Add-ons for Firefox

http://otter.topsy.com/search.js?q=site:an-k.jp/blog&window=a&callback=TopsyJsonAPI

callback変数と同じ関数と適当に引数を1つ用意して呼び出しもとのページに用意しておくことで、あとはリスト形式を好き放題です。適当にDOMなどを利用して設定を入れてしまいます。それだけ。

ということで1時間もかからずに実装が終了でした。自分はとりあえずブログに入れてみようということで、WordpressのWidgetのHTMLとしてJSを放り込んで、サイドバーに表示をしています。

まとめ

最初にも書きましたが、個人的にTOPSYはかなり興味をもって使っているサイトの1つです。実際にJSONの返答を見ていると、それぞれのURLにはきちんと評価ポイントがついていたりもします。

単純なTweet数だけではないようで、Tweetの伝搬の速さとか考慮されているのかなというイメージです。こういったデータを解析ツールに取り込んでムフフなんてのも面白いかもしれませんね。

また、TOPSYはTwitterのユーザー情報を問い合せることができます。TOPSYではユーザーをInfluence Levelとして10段階評価をしています。このようなデータもSocial Mediaとうまく”対話”をしていくには良い情報かもしれません。

ということで待ち望んでいたTOPSYのAPI実装で興奮しながら書いてみました。

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