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セレンディピティの加速

2007/06/30

今、フューチャリスト宣言を読んでいる途中なのですが、いくつかひっかかるフレーズがあったので、少しずつここで触れて行きたいと思います。まずは、これです。茂木 健一郎さんが話された部分ですね。

ネットはセレンディピティを促進するエンジンでもあると思う。もちろん、本屋でたまたま立ち読みしていて思いがけず何かに出会うこともあるけれど、インターネットはセレンディピティのダイナミクスを加速している。紙媒体はゆっくりなのに対して、ウェブははるかに高速です。(茂木)
フューチャリスト宣言

あっ、この考え方面白いなぁと思いまして。セレンディピティとは「何かを探している時に、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能」ののことで、もちろん本などの別メディアでもセレンディピティは起きやすいと思うのですが、ネットはその上をいっていると。

ネットは情報量が非常に多く、並行的に複数の情報にアクセスしていくことがし易い媒体なのだと思うんですよね。だから、関係ある情報と関係なさそうな情報を同時に参照しながら、雑多に見ていくことが出来るわけです。そういった中で、関係ありそうで、なさそうな情報からセレンディピティを見出していけるのだと思います。

また、アクセスのし易さという部分も大きいと思います。家にPCがあれば時間の許す限りネットにある情報に自由にアクセスできるわけです。また、日本は携帯でのアクセスも十分に発達していますので、携帯による外出先からもアクセスすることが出来る。

こういった部分は他のメディアにはない側面かもしれません。本の場合、沢山の情報に触れ合うに図書館や本屋に行かないと難しいわけです。

ただ、ネットも不得意な部分があるわけで、これだけブログが流行った中でもまだまだ情報は全て公開されているわけではないわけです。茂木 健一郎さんはこの本の中で、情報は全て無料で公開されるべきといったことも話されていますが、まだそういった状況にはなっていないわけです。

まだまだ、希少価値の高い情報は紙媒体でしかない場合もあり、お互いに補完していくことでセレンディピティを加速させているのかもしれません。





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