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行動ターゲティングは本当に不安?

2007/06/12

Yahoo!なども採用を決め、ウィルスソフトではTracking Cookieばかりがひっかかるようになってきた行動ターゲティングですが、WEB業界でマーケティングに携わっているものからすれば非常に面白い分野でもあります。

さて、この行動ターゲティングに関わる、レコメンデーションについての興味深いレポートを見つけたのでちょっと触れてみたいと思います。

リコメンデーションサービスに関するユーザ認知度と意識調査

おすすめはされたい?

このレポートを見ていると、「今後もECサイトで商品をおすすめされたいと思うか?」という質問に対して、53.2%の方がおすすめされたいと回答し、45.7%の方がおすすめされたくないと回答しています。実際にはちょっとだけ肯定派が多いといった感じです。

さらに「おすすめされたい」と回答された方の理由の上位は

  1. 選択の幅が広がるから(79.6%)
  2. 流行を知っておきたいから(18.4%)
  3. 自分で選ぶ手間が省けるから(16.3%)

逆に「おすすめされたくない」と回答された方の理由の上位は

  1. おしつけがましく感じるから(68.8%)
  2. おすすめられた商品が欲しいものではなかったから(50%)
  3. 単に不愉快だから(18.8%)

という感じです。

レコメンデーションサービス自体はこれから利用する可能性が高いサービスなわけで、負の意見をうまく解消していくことでより良いサービスを実現できるわけです。ということで、負の意見にもう少しフォーカスしてみます。

まずは「押しつけがましく感じるから」「単に不愉快だから」の2つです。これは実際にレコメンデーションを行う方法を考えればなんとかなりそうです。

「買って!買って!」という感じや「合ったもの出してやったんだけら買えよ」といった感じにならないよう気をつける必要がありますね。良い方向へ持っていくためには見せ方について一番気を使う必要がありそうです。

「おすすめられた商品が欲しいものではなかったから」というのはレコメンデーションロジックの問題でしょう。あとは企業のエゴで、売りたい商品を無理やりレコメンデーションにしてしまうことで「合った商品」ではなくなる可能性があります。

ジャンルも気にする?

どんな商品をすすめられたいか?という問いはかなりのバラツキが出ていました。本屋やCDなどは非常に高いポイントだったのに対し、不動産、スポーツ用品、ペット用品などでした。

詳細はリンク先を見ていただくとして、このジャンルを考えみると、おすすめされたい商品は比較的複数購入され、コレクション性も高く、1つあたりの値段も低いものが多くなっています。逆にポイントが低いものはそれ程多く購入しないもの、価格が高いものが多いようです。

また、これはEコマースに向いているもの、向いていないものにも分類できるようです。

プライバシー?

これは確かに気になる問題ですね。実際にアンケートの結果では、「大変気になる(23.9%)」「少し気になる(52.2%)」と気になっている方だけでも75%を超えています。

Amazonで内緒でアダルトビデオを買ったからといって、常にアダルトビデオがレコメンデーションされても困るわけです。会社で昼休みに本を買おうとしたらびっくりなわけです。

行動ターゲティングのようなレコメンデーションサービスでは個人情報を結びつけなくてもレコメンデーションを行うことが出来ると言われています。これはIDを利用して行動がトレースできれば大丈夫だからです。

しかし、ある程度レコメンデーションの範囲を絞るという意味で、何かしらのログイン認証による絞込みなど、プライバシーを考慮したものは必要なのかもしれません。

まとめ

このアンケート結果からレコメンデーションサービスを利用する上で気をつける点が少し見えた気がします。

  1. 見せ方を気をつける。
  2. サイト側のエゴは入れない。
  3. ジャンルによっては合わない場合もあるので注意。
  4. お客様がコントロールできるようにする。

長くなりすぎたのでまとめは簡潔に。ということで、上記に気をつけてレコメンデーションサービス賢く活用しましょう。経験上、属性で絞り込む方法よりも驚くほど効果は高いと思います。


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