PVは参照数ではない

PagrViewsはその名のとおり、通常、そのページを参照した数として考えることが多いと思います。

ページビューはWeb解析の仕組みから考えると、そのページがコールされた回数、もしくはブラウザに読み込まれた回数です。ここに落とし穴があるんじゃないかと思ってます。

名前から来る落とし穴

キャンペーンなどを行った際に「ページビューがどの位ありました。」という報告がされる場合があります。

しかし、それはプロモーションがどの程度打たれて、どの位の流入があったという結果でしかないんですよね。

そのページをチラッとみて戻ってしまう場合も、じっくり読んで先に進んだ場合も、ページビューとしてはカウントされてしまうわけで、両方とも見たというのはちょっと厳しい感じもします。

つまり、ページビューをそのページの評価として考えるのはナンセンスであり、それ自体はページ自体の評価は何もしていないわけです。

次につなげる評価

Web解析で数字を追って行くのであれば、次のアクションにつなげることが出来る評価をしていかないと意味がありません。

言い換えれば、ページの評価をするのであれば、それを次につなげるためにもページビューで評価をしてしまうことは危険だともいえます。

もし、ページの評価を考えるのであれば、「そのページからどの位のクリックスルーを生んだのか?」「そのページを起点にコンバージョンをどの位達成できたか?」を見た方がよっぽど評価を次ぎのアクションに繋げることができます。

先ほどのプロモーションであれば、ページビューでそのページの評価をするのではなく、あくまでそれは流入数として捉えて、そこからキャンペーンの申し込みが何件あったか?という視点で見たほうがより今後に繋げられるようになります。

まとめ

ちょっと前の集計であり、以前のエントリーでも触れたことがあるWeb担当者フォーラムのアンケートでは、ページビューを見ているのは7割以上になっているものの、それ以外の指標はほとんど見られていないという結果が出ています。

実際に話をしていても、「ページビューの確認はするけど…」という方にお会いすることも多いようにも感じます。

せっかくツールを導入しているのであれば、その指標をきちんと理解して、きちんと次のアクションに繋げられる評価をしていきたいですよね。

ということで、ページビューはあくまで流入数としてとらえた方が良いということでした。

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