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企業がSocial Mediaとやるべきこと

2010/04/15

先日、ありがたいことに、アクセス解析イニシアチブの1周年パーティーで記念講演をさせて頂きまして、ソーシャルメディアについてお話をさせて頂きました。せっかくなので、少しその内容をここに書いておきます。

この講演では「改めて企業がソーシャルメディアと向き合うには、何を意識したら良いのか?」という部分をベースに、そのアプローチをどう組み立て、計測などにもつなげていくかという部分についてひれました。

このエントリではその最初の部分について触れてみたいと思います。

Social Mediaの特徴

企業がソーシャルメディアと向き合うにあたって、まずはソーシャルメディアがなんたるかを知っておく必要があります。色々と整理をした結果、自分の中では3つのキーワードに絞り込みました。

  • 沢山ある
  • 繋がる
  • ユーザー主体

コンテンツは伝搬する

沢山あるというところですが、一言でソーシャルメディアと言っても、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)やSBM(ソーシャルブックマーク)、ブログ、マイクロブログ(Twitterなど)など多種多様になります。

また、繋がるというのは、ソーシャルメディアなのだから当たり前だろうというところではあるのですが、ここでは2つの意味で使っています。ユーザーとユーザーがつながることはもちろんのこと、ソーシャルメディア同士も繋がり始めています。

システム的統合がされている部分もあれば、RSSで繋がっている場合もあります。また、Twitterでまた使われるようになってきた、デスクトップクライアントによって統合されている場合もあるでしょう。

socialmedia_key_01

この「沢山ある」「繋がる」という2つの項目で考えると、それらサービスの上に流れるコンテンツは様々な方法で運ばれ、繋がることで、単一ではなく複数のソーシャルメディアをまたいで伝搬をしていくということになります。

これってすごい重要で、良い方向で動いた場合はTwitterだけを対象にマーケティングしたところで、その他のメディアに流れ、結局そっちからも効果があがるかもしれないですし、ネガティブな情報も同じように伝搬するということです。

同じ目線

さて、もう1つ重要なのが3つ目のユーザー主体ということです。ソーシャルメディアの中では、ユーザーと企業は同じ目線で扱われます。それこそ企業のTwitterアカウントもユーザーのTwitterアカウントも同じように扱われているわけです。

これは企業がユーザーとどのようにコミュニケーションしていくかという部分に大きく関わってきます。今までメガフォンを使っていたのが、それでは全く耳に届かず、きちんと正面を向き合って言葉のキャッチボールをする必要があるわけです。

コンテンツの質も非常に問われてきます。先ほど”繋がっている”というキーワードがあがりましたが、コンテンツ自体、人でフィルタリングがされます。つまり、人で繋がっていて、人がコンテンツの伝搬を左右するんです。

今までコンテンツを運ぶのは旧来のメディアが主導していたのが、そうじゃないんです。つまり、どれだけコミュニケーションしてEngagementを高め、ユーザーが興味のあるコンテンツを提供できて、それを運んでもらえるかなんです。

じゃあ、何をしていけば良いのか?

Enagementもブランドもないところで、いきなりキャンペーンだの広報活動だけしはじめても、ソーシャルメディア上では振り向いてもらえる数は極端に少なくなります。そのためまずは関係(Engagement)作りが非常に重要なポイントだと考えています。

  • 対話
  • 仕組み化

キャッチボール

Engagementを高めるたみには当たり前ではありますが「対話」が重要です。コミュニケーションです。キャッチボールです。ブランドがある場合は、場合によっては対話せずともEngagementが築けている場合もありますが、それはそれです。

ただ、ブランドがあるから沢山広告的活動をして良いということでもなく、また、無いから全くしちゃいけないかということでは無いと思ってます。

講演後、大前創希さんと話をしてた時に、大前さんがおしゃっていたのが「コミュニケーションと宣伝の割合が7:3な感じ」というのが自分もすごくしっくりくる感じでした。

socialmedia_key_02

このぐらいの割合でも良いので、誠意をもってコミュニケーションを行っていくことが非常に重要だと思ってます。

コンテンツ デリバリー

さて、もう1つの「仕組み化」です。これって意外と語られてないところなのですが、個人的にかなり重要な部分だと思っています。この「仕組み化」とは大きくは「コンテンツがデリバリーしやすい形であること」と「必要な情報を集めること」だと思っています。

コンテンツがデリバリーしやすいことって、あまり意識されていない事が多いんですが、1ページ1コンテンツであることや、それらが一意のURL(パーマリンク)であることなどがあります。

また先ほどRSSというのにも触れましたが、企業側が発信している情報が複数手段で提供されているか(サイト、メルマガ、RSS)なども大きく違います。

また、最近では動画配信を行うことも多くなってきました。これら動画についても埋め込みタグを用意していたり、その動画自体を一意のURLで提供できるかどうかでもリーチの幅は大きく変わってきます。

必要な情報を集めることも重要です。ハッシュタグを使うのも1つの情報集めです。きちんとやるなら、きちんとやるなりにハッシュタグをきちんと定義していかないと、使ってもらえません。

また、サイト内でブログの紹介やTwitterの紹介をするなども良いでしょう。TOYOTA USAでは自社キーワードでつぶやかれた内容をまとめるサイトも提供していたりします。(Toyota Conversations: Latest News About Toyota Cars And The Recent Recall

ソーシャルメディアに拡散した情報は、企業が効果測定が大変なようにユーザーが集めるのもやはり大変な時もあります。そのため、集約できるような仕組みをうまく提供していくことも、企業が担うべき部分になるかもしれません。

まとめ

今回の講演は改めて書き下ろそうと思い、テストとソーシャルメディアの2つの軸に絞っていました。この2つは、先日のOmniture SUMMITに参加をした際に、日本よりも大幅にすすでいると感じた部分でもあります。(Lead the next DIGITAL decade | dIG iT

ただ、色々と整理をしていると、ソーシャルメディアがあまりにも奥深かったので結局、この内容だけにターゲットを絞り込みをした感じです。自分の中でも今回のまとめの中で、どこにフォーカスをしていけば良いのか、少しクリアになったのでよかったなぁと。

この関係構築をきちんと出来たうえでのキャンペーンを実施すればそれは、効果は果てしなく大きくなると思っています。あとは、それをどのように計測していくかですね。これはまたどこかできちんとまとめたものをアップします。


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