Web解析をレコメンドへ活用

昨日、メンバーズ社が主催のセミナーに参加をしてRtoaster（アール トースター）という製品を知りました。これはBrainPad社が提供するレコメンデーションシステムになっています。

簡単に言えば自社サイトでシステムを持たずにレコメンデーションを外部化できるツールという感じでしょうか。

具体的にはAuriQ社が提供しているWeb解析ソリューションのRtMetricsで集計したデータを利用して、サイトページ内にAjaxを利用してレコメンデーションリンクやバナーを表示するというものです。（ということでRtMetricsは必要なのですが…）

設定した項目をユーザー別にスコア化をしていくことで、そのスコアを条件にルールベースでのレコメンデーション設定を行っていく仕組みだそうです。

外部データとして属性情報の取り込みなども出来るようなので、会員情報などを結びつけることも出来る。今後はBrainPad社の本業であるデータマインニングとの連携も図りたいとのこと。

以前のエントリでWeb解析ツールを新たなマーケティングアプローチへの活用（Web解析を２つの視点で整理）について書きましたが、まさにその手法を提供しているサービスだと思います。

レコメンデーションは自社で開発を行うとするとものすごく大変なものですが（TOYOTAは自社開発でしたね）、こういった外部サービスとして提供されるようになるとよりレコメンデーションエンジンの利用は高くなるかもしれませんね。