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IAとペルソナとマーケティングと

2007/08/27

土曜日にWebSig24/7 IA分科会の勉強会に参加してきました。今回はネットイヤーの坂本さんによるIA(インフォメーション・アーキテクチャ)の説明と実際に水産庁のサイトマップを考えるというところまでをグループワーキングで行ってきました。

水産庁のサイトって始めて見たのですが、組織が運営しているサイトでまだまだこんなものが残っているんですね。ある意味化石です。保存しておいても良いと思います。

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ペルソナ

事前にペルソナを考えるというお題があったため、私のグループではペルソナを中心に据えながらサイトマップ作成に励みました。

ただ、サイトゴールを考えると水産庁のサイトは「情報を正しく伝えること」だろうということで、結局作られたペルソナいったん別のところへ追いやられてしまいました。

このペルソナを使った手法、どうもサイトによって向き不向きがあるようです。ペルソナを使った手法についてはそれ程詳しくないので、実はそんな議論は済んでいるのかもしれませんが…

官公庁のような「情報を正しく伝えること」がゴールにあるようなサイトやサイトゴールとして掲げているものがターゲットを絞っていないもの、例えばポータルサイトなどではペルソナを利用しない方が良いのだと思います(実際にとあるポータルサイトの担当の方は使っていないということでした)。

この辺りは私のような何年も同じサイトに関わっている人間よりも、制作会社で色々なサイトに携わっている方の方が肌で感じているかと思います。

情報の整理とペルソナ

水産庁のサイトは見ていただいた通り、そもそも「情報の整理って何?」という状況になっています。

ということでは私のグループで行ったのは、どのような情報があるかの理解もあり、現状のTOPからリンクしている情報を分類しました。

そこでグループ分けをしたものを、再度ペルソナに照らし合わせて分類をし直すという作業を行いました。

ペルソナを当て込むと、もともと分類したカテゴリと違うところに分類されるものが出てくるんですね。こういったところがペルソナの効果?の1つなのかもしれません。

ちなみに講師の坂本さんは4つぐらいのペルソナで整理をしていました。今回の場合は複数ペルソナを利用して研磨的に使う方が、サイトのゴールから照らし合わせても良いのかもしれません。

マーケティングとIA

マーケティングとIAについて質疑応答時にありましたね。この辺りについては非常に難しいところだと思います。

企業のエゴ(マーケティングより)と消費者視点(IAより?)とのバランスが取れたサイトを作るということは非常に難しいもので、かつそれは状況によって変わってきます。

坂本さんはもちろんサイトを作る中でマーケティング的な話は行うこともあるし、そういった知識がIAにも必要であろうということでした。その上でマーケティング的な提案は運用を行いながらしていくと。

ここは非常に難しい部分ですね。エゴをどこまで取り入れるか。でも取り入れないと企業としての営みが成り立たない可能性もあります。

私の関わっているサイトでは、その部分をクリアするためにサイト構造を大きく2つに分けています。

情報として整理している部分とプロモーション・キャンペーンページ群です。この辺りを明確に分けることで、マーケティングとIAのバランスを取ろうと運用しています。

動線としてはプロモーションページをLP(ランディングページ)に据えて、顧客の理解が深まったところでより事務的な話が必要であればそちらに誘導するといったイメージです。

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まとめ

今回は色々な刺激があったので、ちょっと散文になってしまいましたが、非常に面白い体験でした。実際に私は数年前はIAに近いことを行っていたこともあるのですが、現在は立場が違うため直接IAの業務に関わることはありません。

つまり半分趣味での参加だったのですが…。

ただIAを行うということは、サイトに求められているもの、背景、マーケティングなど全般を理解が求められるため、サイトを作るうえで非常に常用なポジションになることは確かだと思っています。

そういった意味でWEBサイト制作や運営に関わっている人間が知らないでは通れない部分であり、まだまだフレームワークの少ないIA分野を育てていく必要があるのだと思います。

そして今回の勉強会において、「情報」というところに注目し、画面という2次元的なものとフロー構造という3次元的なものを両方実現していくというIAの仕事は、非常に高度なスキルが必要なんだなぁ と改めて感じるものとなりました。





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