書評:影響力の武器

インターネットなどの普及により、世の中は情報が溢れかえっています。それは総務省発表の消費者が接する情報量の推移(平成18年版 情報通信白書より)でも明らかになっています。そうした中で、消費者は多量の判断をしなくてはならなくなり、より簡単で便利な方法による意思決定を行うことが多くなってきています。

例えばAmazonの人気本のランキングなどを見るとTOP10に挙がっているものは良い本なのだろう、役に立つ本なのだろうと思うわけです。しかし、実際は中身も見ていないわけですし、見ず知らずの人が買った本のランキングなので参考にはならないはずなのです。

これは他のたくさんの人たちが選んでいるし大丈夫であろうという判断していて、ほとんどの場合こういった判断が正しいために行われる判断になります。これが社会的証明による影響力の効果です。

影響力の武器

この本では承諾誘導のテクニックが返報性、コミットメントと一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性の7つにまとめられて事例とともに紹介されています。正直、この中で書かれていることを悪い方向に使えば、それなりのことが出来てしまうかもしれません。しかし、うまく活用すればこの中の手法を利用してサイトをより良いものに出来るかもしれません。

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