タグ管理するサイトを分析する際のメリットと課題

ソーシャルブックマークサイトにおいてタグ付けをしながら、情報を登録していくという方法はメジャーな方法になってきたかと思います。

最近ではブログでもタグを利用して、記事を管理する方法として機能として提供されている場合もあります。このブログもそうだったりします。

ということでタグ管理に関する色々を少し考えてみたいと。

タグで管理するメリット

複数のタグを付けて管理する場合、それは複数のメッシュでグルーピング出来るということなんですよね。

通常の分類だと、階層構造になっちゃうのが、様々な方向から階層構造が作れてしまう感じ。

また、文章には出てきていないような単語で意味付けできるところも大きい部分ではあります。

ということで、分類方法としては結構使えるものでもあったりするわけです。この辺りはすごく昔に書いたエントリを参照して頂くのも参考になるかと(TAGによる新しい分類。あと少し!!)。

タグごとにどのくらい見られているのか?

Web解析を行いながら、そこからリマーケティングに繋げていく方法の1つとして、サイトの参照履歴を利用する方法があります。

いわゆる行動ターゲティングと言われる方法ですが、例えば、旅行サイトであれば、ビーチがあるリゾートの情報を参照していることが多い、でも、まだ購入に達していない人を抽出して、プッシュメールを送るとかですね。

こういった時に分類のタグがコンテンツに付いていると、どういう属性のコンテンツが多く参照されているのかもわかり、サイト訪問者のトレンドをつかむことも出来たり。

こういった時にタグは非常に便利なんですね。

課題もある

先ほどあげたような旅行サイトであれば、コンテンツの分類は「方面」「ホテルランク」「観光/リゾート」などといったタグ付けをする中にも分類ができたりするわけです。

しかし、ソーシャルメディアのような媒体を考えた場合はまだまだ難しい部分もあるのかなぁと。

それは、タグが上記のような分類が出来るものではなく、それを表すものという使い方をするからなんですよね。

同じ属性に含まれるものが複数タグ付けされるわけです。このブログもそういったタグ付けなわけですが、「Web Analytics」「Measurement」「Tagging」といったグループ的なものとは関係のない同列の感じのタグが付くわけです。

先ほどの例だと、「方面」や「ホテルランク」といったものでPVランクを付けていけば人気を知ることが出来ます。

しかし、同列のものが複数付与されてしまう可能性があると、もし、それぞれのタグで集計したとしても、出現回数によってブレが出てきてしまうわけです。

まとめ

タグ付けもきちんと付けるタグの属性を決めていれば良いのですが、そうではない付け方をしていく場合は、ただ単純に集計をしたところで意味が無くなってしまう。

1つの解決策として、試していないですが考えているのは、タグ付けされたコンテンツの数をタグごとに取得して、タグごとに参照された回数と割合を見ていく方法かなぁと。

あとは、そこに何らかのボリューム感を付ける係数を付けられれば、見えてくる部分もあるんじゃないかと。

ということで、タグ付けについて久しぶりに考えてみました。このきっかけを与えてくださったYW氏に感謝。

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