成功するWebアナリストの7つの習慣

先日、面白いブログを見つけました。「The 7 Habits of Successful Web Analysts」というものです。解析の手法だったりについて触れているものは多いのですが、こういった視点はあまり無いのでこのブログでも少し触れてみたいと思います。

7つの習慣というぐらいなので、7つの項目が挙げられています。以下、引用になっている部分は超訳です。

1:大きな視点で考える。

アクセス解析はオンラインマーケティングともサイトの作りとも密接に関わります。決して片方だけというのではなく、ROIやオンラインマーケティング、SEOなど様々な分野についての視点を持つべきだよね。

という事が述べられています。

オンラインマーケティングとサイトの作りの両方ともに密接に関わってくる部分はまさにそうで、片方だけを理解していても駄目だと自分も思ってます。

ビジネスの改善にもサイトの作りを理解している必要もありますし、その逆もしかりです。決して片方を改善するために、そちらだけを見ていれば良いというものではないと思ってます。

最終的にはオンラインだけではなく、マーケティング全体を見れるようにならないとやっていけないのではないのかなぁというのが最近の自分の考えであったりもします。

2:顧客中心である。

サイトに訪問するユーザーがいなくなったら、サイトを分析することもできなくなるよ。最終的には「サイトでどんな体験をしてもらうのが良いかを考えながら分析すること」が大事だよ。

と述べられています。

これも大事ですね。数字だけで語れてしまうこともありますし、それだけだと実は間違った方向にいってしまう場合もあります。

ビジネスを提供している側は、得てして自分たちのビジネスを顧客に押し付けようとしがちです。

顧客サイドに立って考えることで、こういった部分をうまくコントロール出来るのもWebアナリストとしての役割のかも知れませんね。

3:エクセルを使いこなせる。

エクセルを使いこなそう。せめてピボットテーブルぐらいは使えるようになっておかないとね。

ということが述べられています。

エクセルって結構バカに出来ないツールで、かなりの分析をエクセルだけで行うことが可能になってきています。

2007になってからは処理件数も大幅に増えたので、それこそ大量のデータをピボットテーブルを使って集計だってできちゃいます。細かい機能を知っていることで、かなりの作業工数を軽減できますしね。

詳しく知っていて損はないと自分も思います。

4:革新的で新しい物好きである。

様々なWeb解析のニュースやブログを購読して、新しいツールの導入や新しい考え方に基づいた指標を組み立ててみること。上司や他部署に頼まれたレポートだけを作っているだけでは駄目ですよ。

といったことが述べられています。

日本はWeb解析について、興味を持っている方は多いものの、まだまだサイトやブログなどは充実していないのが現状です。自分も勉強ソースは海外ブログであることが多いです。

こういったものを読んでいても感じるのが、Webマスターの意識の違い。現状は残念ながらアメリカのWebマスターの方がアクセス解析については数歩先を行っている感じ。

そういえば、アルファブロガーというのもネット業界は多いものの、他の業界のあるファブロガーというのはアメリカに比べて日本は少ないそうです。

5:コミュニケーションに長けている。

上司や他部署の人間とコミュニケーションが出来て、自分が解析データから見いだした洞察をきちんと説得できることが大事だよ。

と述べられています。

確かにこれも大事ですね。説明が出来ないとやっぱり意味が無い。正しい考察が出来ていてもやっぱり、それらが無意味になってしまう。自分も幾度となくうまく伝えられずに涙を飲んできたものもありました。。

そういえば、最近、友人と話していたことで「第3者をうまく利用する」という方法があります。これは同じことを伝えるにしても、内部の人間が伝えるのと、コンサルのような第3者が伝えるのとでは影響の及ぼし方が違うというものです。

うまく第3者の方に協力して頂くことで、苦労していた内容も意外とすんなり通るかもしれませんよ。

6:使える考察ベースで考えている。

本当に重要なことには触れずに、上司や他部署が求めたレポートを作ることは簡単。しかし、それでは本当にサイトが良くなるわけは無いよね。

ということが述べられています。

以前、「Web解析の功罪3つ」でも書きましたが、TOP10リストを作ることは簡単ですし、それ自体は上司受けも良いと思います。しかし、TOP10リストは良いページが羅列されているだけなので、これ自体はサイトの改善には役に立たないんですよね。

「出したレポートによって、どういったアプローチが出来るのか?」これをきちんと考えながら考察を組み立てていかないといけないですね。

7:ユーモアのセンスがある。

これは半分ジョークとして書かれています。でも、ユーモアのセンスがあれば、自分のチームの空気は変わると思いますよ。

ということが書かれています。

自分にそれほどユーモアのセンスがあるかどうかは分かりませんが、確かに、黙ってレポートを報告されるのと、たとえ話や少しの冗談が入っていた方がミーティングも生き生きしていることが多いと思います。

これを身につけるのは大変かもしれませんが、身につけると結構な武器になるんでしょうね。欲しいです。

まとめ

ということで、ばーっとですが内容を見ながら、コメントを入れていってみました。

どれも決してあって損は無いスキルだと自分も思っています。自分もこの7つの項目を普段から少し意識して活動してみたいと思う次第です。

あと、Read先の本文にHiPPOsというものが出てきます。これは Highest Paid Person’s Opinion つまり「偉い人の意見」をカバとひっかけているもので、彼らともうまくやっていく方法を学びましょうということが書かれています。

「社長の思いつきで…」とかにならないように気をつけないとですね。

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