デパートでWebサイトを考える

すごい昔に読んだのでもうほとんど内容も覚えていないのですが、「デパートを発明した夫婦」に紹介されていた内容で、「デパートは入口を狭くし、その後広く見せることで通常よりさらに大きく華やかに見えるよう演出している」といったものがありました(もしかしたらちょっと違うかもしれないのでその辺り読んでみてください)。

先日銀座にオープンしたMARRONNIER GATEでは、エレベーターを交互に配置するのではなく、フロアを一周してから次の階に移動できるようにするこで、まんべんなくフロアを探索させるようにしています。

…と意外にデパートって工夫しているんですよね。こういったことはWebサイトの構築にも役に立つ内容だと思ってます。

デパートはその建物とフロアにある売り場の大きく2つに分けられると思います。デパートのそのものは立地だったり、大枠の構造だったりを決定しているんですよね。その中でフロアごとにお店がひしめき合い、色々な動線を作ってる。

Webサイトをリニューアルしたり、運営していく場合にこの「建物」なのか「フロア」のどちらに手を入れるのかを考えた方が良いかもしれません。

既にCMSの導入、(X)HTML+CSSの設計などをしている場合は、建物の大きな構造は出来上がっているのでしょう。そういう場合、何度も立て直すより、フロアの動線を工夫したりl、一部を改築する方がよっぽど良いと思います。

逆に、そもそも建物自体に問題がある場合は、それ自体を見直す必要があります。テーブルばっかりで組んで、ヘッダもフッタも共通になっていない…それはデパートではなく雑居ビルになってしまいます。

これから自分が手を入れる必要があるのが「建物」なのか?「フロア」なのか?一度見直してみるのも良いかもしれませんね。

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