ブランドを考える。1

Google、Yahoo!、Starbucks、IBMなどそれぞれ名前を聞いただけで何を指しているのかがわかると思います。これはブランドとして認知がされているからです。

まぁ、そんなこんなでWEBの仕事をしているとブランディングともきちんと付き合わないといけないわけで、その部分について少しまとめてみました。

ブランドとは何か?

ブランドとは元々の語源を「焼き印を押す」という「burned」という単語からきていると言われているそうです。自分の牛だよ。という識別をするための焼き印を付けていたわけです。

ちなみに米国マーケティング協会では「ある売り手の財やサービスを他の売り手のそれとは異なるものとして識別するための名前、用語、デザイン、シンボルおよびその他の特徴」とされているそうです。

ブランドの3つの機能

ブランドには大きく3つの機能があると言われています。

  1. 識別するための機能
  2. 品質を保証するという機能
  3. 意味づけや象徴としての機能

識別するための機能

これは利用しているサイト検索がGoogleなのかYahoo!なのかかということです。これらに名前が付いていなかったら、1つ目のサイト、2つ目のサイトで、自分が検索したいのは1つ目のサイトで…なんて言わなければならないわけです。

こういった他のサイトと区別をしたり、呼び名として「検索で優秀なサイト」と呼ばれるよりは「Google」と呼ばれる方が分かり易いので名前を付けた方が良いわけです。消費者が他のブランドと区別するためのものがブランド名であり、その為浸透しやすい名称を考えることが重要です。

品質を保証するという機能

品質を保障するとは、例えばニュースサイトのニュースなどがそれにあたります。名も知れないサイトと朝日.comが同じニュースで違う報道をしていた場合、どちらを信じるでしょうか?また、朝日.comのニュースに素人が取材した記事が載っていたらどう感じるでしょうか?

多分、前者の場合ほとんどは朝日.comを信じると思います。また、後者の場合はそれでも朝日.comに掲載されているということはある程度信じられる情報だから載ったんだなと思うかもしれません。これは、既にリアルの新聞というメディアにおいてある程度の信頼を確立している朝日新聞がやっているサイトが朝日.comという部分もあると思います。

意味づけや象徴としての機能

これは連想機能といっても良いかもしれません。例えば「検索するなら?」と聞いたらどうでしょう。ほとんどの人がYahoo!やGoogleと挙げると思います。これはYahoo!やGoogleが「検索」の語句の連想サイトとなっているからです。

ブランディング22の法則」において「言葉の法則」というものが紹介されています。この章において連想させる単語とブランドとの結びつけについて記述されています。この中で紹介されているポイントは下記のような部分です。

  1. 連想単語はその分野においてはじめて利用されること。
  2. 連想単語は1語であること。
  3. 連想単語がそのブランドのコアコンピタンスであること。

プレまとめ

上記のような3つの機能をうまく組み立て、消費者に対しそのイメージを作っていくことをブランディングというわけです。

ブランディングはマーケティング部門や営業部門、制作部門など含め、会社全体の部門を統括するための背骨として活用することが可能です。WEBサイトを構築する際は色々なブランドを意識する必要があります。「企業としてのブランド」「サイトとしてのブランド」「商品としてのブランド」などを意識して整理していくこと。そういったことがWEBでのブランディングに必要なのだと思います。

もう少し深堀は後日別のエントリで書きたいと思います。

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