セグメント情報を取得する。
前回のポストで、セグメンテーションの分類方法(セグメント分類をする。)について触れましたが、属性情報はなかなか取得しづらい情報なので、その取得方法の整理など。
取得情報は大きく3つあるかなぁというのが現在の自分の整理です。
- 会員情報との結びつけ
- フォーム入力時での結びつけ
- バナー踏み絵での結びつけ
会員情報との結びつけ
一番想像しやすい属性情報だと思います。会員登録時に取得したバックエンドで別に保持しているデータと、会員IDを結びつける方法ですね。
これであればブレなく取得が可能です。ただし、属性を結びつけたいからといって、会員登録時に「それは必要?」という情報まで取得しようとすると会員登録のコンバージョンを下げかねないので注意です。
フォーム入力時での結びつけ
会員情報からの属性を結びつけることが難しい場合や、そもそも会員組織などを持っていない場合などはこの方法が有効です。
アンケートやキャンペーン応募の際のフォーム入力時に、簡単な属性を取得して利用する方法です。Cookieに暗号化して保存しておけば、その場限りだけでなく、少しの間はその情報を属性情報として利用できます。
バナー踏み絵での結びつけ
会員組織もなく、フォームの入力もなく、しかし、訴求セグメントを特定するためにテンポラリーにセグメントを特定する情報が欲しい場合があります。
この場合ですが、自分はランディングページに、踏み絵バナーを用意する方法を利用する場合があります。いくつかの想定セグメントのバナーをランディングページに用意し、クリックされた(遷移したページ)によって学生や主婦、OLなどを特定する方法です。
コンテンツの誘導の目的だけに利用するのであれば、こういった方法を利用するだけでも、属性情報を取得することが可能です。
まとめ
3つの属性情報の取得方法をまとめてみました。どれも好きなのですが、個人的には最後の踏み絵方式は、HTMLのコンテンツを用意するだけで実施可能なので、結構、好きだったりします。
是非、きちんと個人情報保護もしつつ、また、ユーザーが不安にならない程度の情報のみを取得し、マーケティングにうまく活用していって頂ければと思います。
ちなみに、消費者行動論的にはライフスタイルが近しいほど、似たような行動をとる影響があると言われています。ので、取得する属性も、年齢とか性別もそうですが、ライフスタイルに関わる情報が取得できた方がよりセグメンテーションアプローチに活用しやすいものになると思います。
LifE dIG iT | 2010-01-20 tiwtter post
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