デジタルマーケティングの2013年振り返る:2
前回からの続きです。相変わらずいくつかの気になるキーワードについて徒然に触れていきたいと思いますが、思いつきベースでのキーワードで書いているので、前回とずいぶん違うなとかは気にしないでください。
前回からの続きです。相変わらずいくつかの気になるキーワードについて徒然に触れていきたいと思いますが、思いつきベースでのキーワードで書いているので、前回とずいぶん違うなとかは気にしないでください。
サイト内でのターゲティングというのがどのようになるのか?というのがどうしてもイメージしにくかったりもするので、ターゲティングのデモをいくつか作ってみました。「それほど難しいことはしなくても、こういったものが出来るんだ。」というものを体験して頂ければと思います。
最近、PC、スマートフォンのいずれのサイトでもよく見かけるカルーセルバナー・パネルですが、これはバナーを配置していくにあたって、「4つのバナーを全部見せたい、でも、それをそのまま載せてしまったらページ長くなってしまったり、1つのバナーが小さくなったりスマートなデザインじゃないしなぁ」的な理由かと思います。
まぁ、実際には他にも色々な理由があるとは思いますが、これがターゲティングに非常に使いやすいという話をつらつらと書いていきたいと思います。
ターゲティングを実施するという事は、必要な情報を伝える事であり、また、不必要な情報をそぎ落とすという事でもあったりします。
Dr. Raymond R. BurkeのShopabilityをあげる為の10の法則( Retail Shoppability: A Measure of the World’s Best Stores:PDF )の1つではMinimize Clutterつまりノイズを減らしS/N比を高くする事が触れられています。ターゲティングを実施するという事は不必要であろう情報を減らし、まさにS/N比を高くする効果を持っていると言えます。
逆にターゲティングで絞り込んだ情報が正しくない時はこのS/N比が高くなってしまい、顧客の行動に悪影響を及ぼしてしまう可能性もあるわけです。という事で今回はクリックを奪うという事について。ちなみに本文はターゲティングじゃなくても考えるべき話です。
マーケティングとは「正しい人に、正しいメッセージを伝えて、期待する態度変容を起こすこと」であるとも言えます。ターゲティングはまさに、「正しい人に、正しいメッセージをより伝えやすくする方法」の1つです。
通常のテストにも増してターゲティングを実施する事は、様々な計画を整理し、理解した上で実施をしていくことが重要となります。という事で、その辺りを組み立てるポイントについて。
私がAdobe Summitで参加したセッションやコンサルトの打ち合わせなども含め、 パーソナライゼーション や ターゲティング という単語は非常に多かったと思います。それだけ今後のトレンドとして、改めてこれらのキーワードが重要という事でもあると思います。
そしてこのパーソナライゼーション や ターゲティング を整理していく上で、先日のAdobe Summitのレポートのエントリでも触れた Customer-Forcused というのが非常に重要になってくるかと思います。
前回のポストで、セグメンテーションの分類方法(セグメント分類をする。)について触れましたが、属性情報はなかなか取得しづらい情報なので、その取得方法の整理など。
ユーザー行動を分析する際に、大きく捉えてから詳細に落とし込んで行くことが重要だったりするわけで、そうするとセグメントを検討しながら分析をしていくわけです。
このセグメントはどれが正解というわけではなく、そのサイトが扱っている商材や特性によっても違ってくるので、最初は手探りです。(セグメントに利用する情報の取得などはまた別途)
ということで、分類方法ですが、自分は2つの種類から分解していくとわかり易いかなぁと思ってます。
サイトを分析する際には、ボリューム感というか、全体感を捉えて分析をします。これは、非常に大事で、いきなり細かい部分にフォーカスして問題点を見つけたとしても、その問題点はサイト全体で見た場合、非常に少数派に対する問題である場合もあるわけです。
同じく、セグメント分類し検証する際も、あまり細かく分けすぎると、どれを優先度として高くするかが見えづらくなります。