Home » General, Marketing

解析ツールによる「個」の特定について

2009/01/26

Perdida de Visión By Bacteriano次世代マーケティングとして、Web解析データを利用したマーケティングは様々な可能性を秘めていますが、現在のWeb解析データは課題もあるわけです。

Webマーケティングは、より「個」の行動ベースによるものにシフトしてくるわけです。但し、ここで重要なのは「個人情報」が必要なわけではなく、「個」を特定する情報が必要ということだったりします。

ということで「個」の特定について

Cookieで管理することによる課題

現状、Webアプリがセッションを管理するにも、Web解析ツールが訪問者数を計測するにもCookieが使われます。このCookieは非常に便利なのですが、大きな問題が2つあります。

ブラウザに保存されるCookie

1つが「Cookieはブラウザに保存されること」です。複数のブラウザから同じ人がアクセスしたとしても、違うブラウザだったら違う人なわけです。会社からアクセスして、夜家で再度アクセスしても1人ではないのです。

同じく携帯もユーザーIDがあるので特定は出来るのですが、外で携帯でアクセス、家に帰ってきてからPCでアクセスだったとしてもやっぱり違う人なわけですよ。

これをある程度回避する方法もあります。現状では、会員IDを併せて計測することです。しかし、会員iDでユニークを特定するということは、会員ではない人はやはり同じ問題がつきまとうことになってしまうわけです。

ということで会員IDを使えばかなり『個」を限定出来るようにはなるものの、全てが解決出来るわけではないわけです。難しいですね。

削除もできちゃうCookie

そしてもう1つは「削除」の問題。Cookieは簡単に削除がで出来てしまうわけで、削除されてしまえば優良リピート訪問者だったとしても、新規の顧客と同じ扱いになってしまうわけです。

もちろん、セキュリティ上Cookieを削除出来ることは必要なわけで、それで全てを管理してしまっている現在のWebアプリ群全体に課題があるわけですね。

※ちなみにCookie管理によるユニークユーザー数(訪問者数)のブレは、サイトの性質(家だけのアクセスがほとんどか、家と会社の併用が多いのか)やCookieで使っているドメイン(フィーストパーティーCookieかサードパーティーCookieか)などによって異なってきますので、サイトや利用プロダクトなどの条件によってブレの幅は変わりますのでご注意くださいませ。

まとめ

インフラが整えられていくことで、よりいっそう1個人が複数のデバイスからアクセスしてくる事が多くなってきていると思います。

携帯やスマートフォンでのアクセス、Wiiなどのゲーム機からのアクセスなどが複合的に組み合わさってくるとさらに「個」が見えにくくなってしまうことになってしまいます。

しかし、マーケティングを考えていく上では「どのようなタイミング」で、「どんな状況」でそのサイトにアクセスしているかは、Web解析ツールを活用したマーケティングでは非常に重要な情報なわけです。

そのためにも「個」の認知のニーズはより高まってくるでしょうし、それを特定しやすくなるようなサイトの作りなども重要になってくるのかもしれませんね。


Tags: , ,



Comments are closed.