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サイトツールの改善ステップ

2011/10/05

先日、「改善のための分析3つのステップ」について記述しましたが、これのもう少し具体的な例を記述してみたいと思います。簡単に3つステップをおさらいすると下記となります。

  1. 状況・ギャップを発見する分析
  2. 改善案に昇華させる分析
  3. 効果を試算する分析

さて、今回は「ツールの改善」という視点で「状況・ギャップを発見する分析」「改善案に昇華させる分析」を中心にブレイクダウンした例に触れていきたいと思います。

ちなみに「ツール」とはサイトの目的を達成するために用意されている機能的なものを指しています。コマースサイトであればカート機能や商品の比較、3Dビューといったものなどがそれにあたります。

状況・ギャップを発見する分析

状況・ギャップを発見する分析では、まずは大きく2つのポイントで確認をします。ツールの場合は「利用率」と「コンバージョンへの貢献」です。

利用率とは、サイト利用者のうちどの程度利用しているかです。当然のことながら良いツールであっても使われなければ意味がありません。ので、状況把握としてまずシェア率を確認します。

ちなみにサイト内にいくつかのツールがある場合は、それぞれの利用率を比較してみると、どの程度そのツールにポテンシャルがあるかどうか目星をつけやすくなります。

そしてもう1つのコンバージョン率の貢献ですね。当たり前のことながらコンバージョンに紐づいていないツールは無駄ツールの可能性があります。場合によってそれにより、コンバージョンを失っているかもしれません。

どの程度の人が利用しているかと同時に、どの程度の人がツールを利用してコンバージョンをしているかも出していきます。これも利用率同様にツールが複数ある場合は比較をすると良いと思います。

この2つの分析によりおおよその方向性を見つけ出します。コンバージョン率が高く、利用率が低い場合、利用を増やす方向での検討を行うわけです。

逆にコンバージョン率がそれほど高くなく、利用率が高い場合は、そのツール自体のニーズはあるため、ツール自体の改善をする方向で検討を行うわけです。

改善案に昇華させる分析

実際に、ステップ1で方向性が見えたらより具体的な改善案に落としこんでいくわけです。ツールの場合は先程あげた通り、利用を増やすか(動線の改善)、パフォーマンスを上げるかが方向性になってきます。

そのため、ツールの利用状況を把握することで見えてきた方向性に対して、より深い分析を行なっていくことになります。動線の改善を行うのであれば、流入元(利用元)としてどこが多いのかといった部分にフォーカスをすると良いと思います。

この分析を行う際に頭の中では「どのようなタイミングで、誰が(どのようなステータスの人が)このツールを使っているのか?」という部分を忘れないようにすることです。これを考えていることで、より具体的な仮説が組み立てやすくなってきます。

最も流入が多い箇所を確認し、そのページやセクションへのトラフィックのうち、何%ぐらいのが遷移しているかを確認します。この割合を確認することで、どのくらい改善出来そうかなどの判断もつけやすくなります。

そして流入が多いセクションの内容も考え、どのようなタイミングで利用されているかを考えて仮説を組み立てと分析を繰り返していきます。

最初のうちは「もうこれ以上はどちらか判断がつかない」というところまで行なってみると良いと思います。そうするとそのうちどこまでの仮説で改善施策として組み立てるかが見えてきやすくなります。

最終的にはテストを行うことで検証するのが良いでしょう。確証があるものに対してもテストを実施することをお勧めします。そうすることで改善の結果の数字をきちんと残せるためです。

まとめ

先日行った3つのステップをより具体的なツールの分析として落とし込んでみました。分析や改善の目的をあらかじめ設定することで、おおよそこのような感じで分析から改善施策まで落とし込んでいくことが可能になります。フレームワークの1つとしてぜひ活用して頂ければと思います。


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