KPI は富士山の登山と考える。
両方とも、最終目的地があって、そこに辿り着くまでの通過地点のようなものなわけです。ということで、KPIはそれ自体が主導で考えるものでは無かったりするわけです。
富士山に登って御来光を拝むためには、何時までに何合目には着いてないと、結構厳しい。みたいなものなわけです。目的から時間を逆算しているわけですね。
つまり、富士登山の何合目というのも、最終目的までの場所を切り出して、そこへの到達可否であったり、タイミングを見ることで状況を把握するものなわけです。
なのでKPIは目的からブレイクダウンされるべきで、目的が違うサイトであれば、別の指標を見ていく必要があるわけです。
KPI だけじゃないよ
設定されたKPIを見ていれば、全てを解決できるわけでもありません。KPIはあくまで状況をウォッチしてサイトの変化/状況を把握しやすくするものでしかないわけです。
そのためKPIを見ていく中で、変化を見つけたり、ブレイクダウンした数字に到達していない場合への次のアクションはKPIとは別に存在しているわけです。
これは、「あっ、○時なのにまだ8合目にも到達できてない」という気づきを与えてくれるのがKPIで、「そういえばさっきちょっと休憩多めに取りすぎたかも」というのが分析で「ギリギリの休憩回数にしないと、御来光間に合わないかも」というのが仮説になるわけですよ。
ちなみに業務への負荷を考えると、KPIはそれほど多く設定されるべきではなく、しかし、サイトの目的や状況を把握出来るようにする最低限は必要だったり。
まとめ
…とここまで勢いで書いてしまったのですが、つまり、「KPI、KPIと指標を見るのも良いけど、その先の分析もきちんとね。」というわけなのです。だって、富士山登頂できても、御来光は1時間前に終わってましたとか悲しいじゃないですか。