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リニューアル前に考えるウェブ解析のポイント

2010/12/14

サイトのリニューアルは、サイト方針を切り替え、裏側のシステムの入れ替え、リフレッシュのためなど、最初の理由は様々です。

せっかくなのでリニューアルが決まったのであれば、解析ツールもそこに役立てたいもの。ということでそのあたりについて少し考えてみました。

どう役立つかと考えた場合、大きくは2つの視点に分かれると思っています。1つが「リニューアル前とリニューアル後の効果を比較すること」で、もう1つが「リニューアルをするにあたっての情報を集めること」です。

どちらも重要であり、どちらも大変そうですね。ということで以下詳細です。

リニューアル前後の効果を比較する

リニューアルではサイトの構造も変わり、サイトのイメージも変わります。なので、その効果を比較といっても、リニューアル前にあったものがリニューアル後にはなくなっていたりもするわけでなかなか難しいんですよね。

そこで大きくは2つのポイントに分けて少しシンプルに考えてしまうのが良いと思っています。1つ目が最終コンバージョンの評価です。

コンバージョンの評価

リニューアル前後で最終コンバージョンが変わってしまうことはほとんどありません。最終コンバージョンが変わってしまうということは、すなわちサイトの役割が変わってしまっているということですからね。

ということで役割は通常変わらないと仮定すると、唯一変わらないサイトの最終コンバージョン数を比較のするのが良いかと思います。

訪問者数についても比較をしても良いと思いますが、これは少しサイトが落ち着いてからにした方が良いです。経験上、リニューアル直後は何かと訪問者が増えるので、比較するのが難しいためです。

また、ページビュー数についてはサイト構造がかわるとおのずとページ構造がかわるので、一概に比較できなくなってしまうので、比較するにしても参考値がよいと思います。

リニューアルの目的評価

さて、もう1つのポイントですが、これはリニューアルの目的を評価することです。最初の理由がなんであれ、リニューアルにはおおよそ目的が存在します。

ユーザビリティを上げることかもしれませんし、商品検索をしやすくすることかもしれません。こういったリニューアルの目的を比較することで評価を出来るようにします。

ユーザビリティというざっくりとした目的の場合、解析データだけで評価するのは少し難しいですが、注力した箇所のコンバージョン率や離脱率を見るのが良いかと思います。

忘れないようにしておきたいのは、目的となる部分をきちんとリニューアル前と後で評価できるようにすることです。

リニューアル前にも計測してある(しておく)ことで、はじめて比較ができるようになってきます。計測できていない部分は逆立ちしても取得できないので、必ず事前に取得できているかどうかを確認しておくようにします。

情報を集めること

さて若干息切れ感がありますが、もう1つのリニューアルのための情報を集める部分ですね。こちらは3つがポイントになってくると思います。

  • 訪問者情報の取得
  • 生かす・削除するコンテンツの明確化
  • 構造へのアプローチ

運用しているサイトの訪問者がどんな人々なのかは、サイト構築の上で非常に重要なデータの1つです。サイト立ち上げの時と違い、既に運用している状態なので想像だけの仮説ではなく、利用者のデータを取得することが可能です。

いくつかの方法が可能ですが、サイト上のアンケート、訪問者が参照しているコンテンツなどからも推測が可能です。この辺りの詳細は「セグメント情報を取得する。」をご参考ください。

さて、次の「生かす・削除するコンテンツの明確化」についてです。リニューアルといっても、コンテンツをゼロからつくり直す場合もあれば、デザインテンプレートだけ入れ替えて中身を変更しないなど色々なタイプがあります。

しかし、折角のリニューアルなので生かすコンテンツ、削除するコンテンツを整理するのも良いと思います。ここでもいくつか方法がありますが、事前にランディングページからの遷移などでテストをして、ニーズの高いコンテンツを特定する、コンバージョンにひもづいているコンテンツを残すなどを検討していくのが良いと思います。

最後の「構造へのアプローチ」ですが、リニューアルしたとしてもそれが完璧とは限りません。そこでリニューアル後もさらに分析しやすいように、構造を考えておくのも1つのアプローチの方法になってきます。

詳細の考え方は以前のエントリの「解析しやすいは作れる!」に詳細は記述していますのでそちらも併せてご参照ください。

まとめ

最後に最も重要なのがリニューアル後に何を比較しようかと考えるのはやめるということです。リニューアル後に考えてしまうと、「あれは効果があったのではないか?、いやこっちは…」となってしまい、分析の分析がはじまり、結果なんだか評価が出来なくなってしまいます。(自分も経験あり)

ということでリニューアル後に考えるのは回避して、事前に評価する軸をきちんと決めておくようにしておいてください。

ちょっと長くなりましたがリニューアルの時に考えるべきことを洗いだしてみました。


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