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ソーシャルメディアについて諸々

2007/07/12

昨日の「爆発するソーシャルメディア」の所感などをもう少し書いていきたいと思います。このエントリーではそもそものソーシャルメディアについて。

マネタイズと市場規模

湯川さんが今回のセミナーで基本お題としていた「ソーシャルメディアのマネタイズ」については、今後重要なキーワードになってくるの確かだと思います。そして、出来ればそれが広告、課金制以外の何かであって欲しいと思っています。

ただ、ソーシャルメディアのマネタイズ論を語る場合に、そのソーシャルメディアをいかにして市場を増やすかというところは切り離してはいけない議論なんだと思っています。今回、セミナーを通してその辺りがあまり語られなかったのが残念。特にSNSについてSNSコンサルタント:原田和英氏のお話では、種類や種別にばかり話がいって定量的な数値が無かったのが悔やまれます。

セカンドライフについても持ち上げられていたものの、実はそれ程アクティブユーザーは少ないという現状があります。そこで広告を出したところで、一体どれほどの人の目に触れるのか?そういった部分の議論が今後必要になってくるはずです。

だから、ソーシャルメディアの規模の話は重要です。

皮膚感覚

ソーシャルメディアの「皮膚感覚」という言葉をITジャーナリスト:佐々木俊尚氏が語っていたのが非常に印象的でした。ただ、個人的にはリアルの皮膚感覚をそのままソーシャルメディアに結び付けたくないなぁというところで、セカンドライフのアバターはちょっと違うかなぁという感じ。

今後、ユビキタスという社会が普通になっていく中で、その皮膚感覚はリアルの皮膚感覚を持ち込むのではなく、リアルの皮膚感覚をネットで拡張するような感じになって欲しいと個人的には思う限りです。どっちを行ったり、来たりで皮膚感覚を使い分けるのではなく、リアルの生活やコミュニケーションを軸にネットを利用していくイメージです。

今回は arithさん にセミッター上でコメント頂いた「デジタル・ヌーディズム」という言葉も知りました。これは個人情報はもう隠せないところまで来ていて、それが現状のシステムの流れで、受け入れなければならないということらしいのですが、まさにその通りで自分を隠せない時代になってきています。

その一方で、別人格として切り分けることも簡単に出来るわけで、そういう部分の使い分け方というのも、個人、個人のバランス感覚に結びついてきたりするのかもしれません。

セミナーとは別ですが、本日、友人と話していて面白かったのが、ブログなどのエントリーなどは全てがその本人が書いたかどうかは真意を確かめるのは難しいと。ただ、その文章がパクリであれ、その元文章が面白い、重要であるというフィルタリング能力はあるはずであろうと。そういった判断をしていかなければならないわけです。

つまり、ソーシャルメディア上に存在するかもしれない、色々な情報をもった自分は、他人から見た場合に本人とまるっきり同じものではない可能性もあるわけで、ネットの部分を軸としないで、拡張として見なきゃいけない理由はこういった部分にもあるのだと思います。

まとめ

ソーシャルメディア自体はそれ自体が新しい力の方向性を持ち始めているものだと思います。ただ、それは人に使われての話が前提です。現状のセカンドライフブームについては、まさに名前だけが先行して、利用者が全くついてきていない状態。人が使うということは、そこに時間を使うということ。時間を使っても良い何かをどう作っていくかが提供側の課題になってくるのだと思います。

また、ソーシャルメディアを利用することによって自分の皮膚の感覚をネットにまで拡張することが出来るようになってきています。就職活動や転職活動でもブログが判断項目の1つにもなってきている中で、その皮膚感覚をうまく利用して、相手の全体像をどう捉えていけるか、これが新しいコミュニケーションの形を作っていくのかもしれませんね。





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