仕組みなくして成長なし
サイトを最適化していくにあたって、自己成長できる仕組みをいかにサイト、サイトの運用に絡めていくかは重要だったりします。
この自己成長するシステムのことを、エコシステムと言っているのですが、以前も書いたこの<エコシステム>について少し書いてみたいと思います。(結局はエコシステムを作る事)
サイト最適化に関するエコシステムを1文で表すと下記のような感じになると思います。
エコシステムとは
継続的に、課題を発見・改善を繰り返しながら、サイトのポテンシャルを最大化することが出来る組織・人・仕組み。
といった感じで、この文章をもう少し分解をしていってみたいと思います。
1:ポテンシャルの最大化
サイトを最適化するということを、別の言い方をすると「サイトをの持つポテンシャルを最大化」することだと思っています。
同じトラフィックで最大のコンバージョンを達成すること、同じ予算で最大のトラフィックを確保できること、など色々な変数の中でのポテンシャルを最大化をしていく感じです。
サイトのエコシステムを作っていく目的は、この「ポテンシャルの最大化」の実現していくことなんだと思っています。
2:課題の発見
ポテンシャルを最大化させていくにあたり、サイトの課題を見つけ出していくことが、その第一歩と言えます。「サイトの課題を発見し、仮設に変えていく力」というのがここで求められるものだと思います。
変化を見つけるためには、定常的に必要な数字を追っている必要があります。つまりKPIです。それ以外にも、サイトにDeep Diveして水漏れ箇所を見つけることも重要です。
また、発見だけでなく、仮説までが重要です。仮説がたたないと次のアクションを起こせないことが多いです。ただ、あくまで仮説なので正しいかどうかは別です。だからこそテストがあるわけです。
3:改善を繰り返す
仮説が発見されたところで終わってしまっては、成長はありません。ということでそれを実行に移すフェーズです。「仮説をもとにテストを実施し、ナレッジ化していく力」というのがここで求められる感じでしょうか。
サイトのUIや文言は、結構感覚的であったり、そういうのが多いから、ということでデザインされているものが多くあったりします。しかし、それが全てのサイトに合っているとも限りません。先程も触れた通り、仮説から出来ているものなので、テストで検証するのが良いわけです。
そして、ナレッジ化という部分も実は結構大事だと思っています。ナレッジに落ちてないと、同じテストを繰り返してしまうんですよね。1年ぐらいたつと。それだと成長じゃないんです。
4:組織・人・仕組み
改善を「繰り返す」ことを実施するのは<人>です。ただ出来る<人>がいても、<組織>としてきちんとその<役割>を与えていないと実施もできません。
そして課題の発見や繰り返すための<仕組み>が出来ていること。これも非常に重要なポイントです。仕組み化できていないと時間もかかり、手間もかかるわけです。
まとめ
ということで、エコシステムについて改めて考えてみました。実は以前にとある講演で触れた「エコシステム」に必要な3つの定義というのがあったのですが、あえて別に定義をしなおしてみました。
これはなんというか、最近の自分の組み立てとしてエコシステムを再定義するとどうなるんだろうなぁというのをやってみかたったということなんです。
本質は変わってないんですけどね。組み立て方とか、伝え方、自分の姿勢とかが違う感じなんです。ということで、改めてのエコシステム。重要です。
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