フレークワークにする思考

SWOT、AISAS、AMTULなどマーケティングには色々なフレークワークが存在します。これらを利用して漏れなく、ダブり無く考えることをフレームワーク思考などと呼ばれたりもしていますが、今回は「フレームワークにする思考」です。

フレームワークにする思考とは

これは最近自分の中で流行ってる考え方なんですが、物事をフレームワークになるように考えてみるということです。

良く図解思考などと言われて、「物事を図化にしてシンプルに考えると良いですよ。」というものがありますが、ここではさらに一歩進めます。

「図化してさらに、他へ応用することをまでを考えてみる。」ということです。つまり他のことに応用できるように考えることで、よりその本質だけが見えてくるんじゃないかなぁと思ってます。

別の分野からの応用も

図化をした場合、図化したものを理解しやすいのですが、そこまでなんですよね。フレームワークにする思考にすることで、別の分野にそれを応用できるわけです。

例えば「渋谷から電車にのって新宿南口まで移動する」といったシーンを考える場合、[渋谷駅]→[新宿までの切符を買う]→[改札を通る]→[1番線のホームに移動する]→[山手線の電車に乗る]→[新宿駅で降りる]→[南口改札に移動する]→[改札を出る]といったフローになります。

でも、このままじゃ渋谷にから新宿までしか行けないんです。なので、フレームワークにしていくために無駄な部分をそぎ落としていきます。そうすると

[出発駅]→[目的地までの切符を買う]→[改札を通る]→[乗車する電車のホームに移動する]→[電車に乗る]→[目的地で降りる]→[目的の改札に移動する]→[改札を出る]になります。これで比較的色々な場所に応用が出来るようになります。

これでも十分にわかり易いのですが、さらにもう一歩進めます。

[START]→[サービス選択]→[対価支払]→[入口認証]→[サービスを受け]→[出口認証]→[目的達成]

となるわけですね。ちょっとやり過ぎた感もありますが、ここまでそぎ落としてしまい、言い回しも他でも利用しそうないい方に変えてしまいます。そうすることで、他の分野にも応用できるようなフレームワークを作ることが出来ます。

この場合はチケット系のサービスなどでは比較的近いフローが浮かび上がってきます。例えば遊園地や美術館、航空券などもほぼ同じようなフローになるでしょう。もちろん、全く別の分野への応用も出来るかもしれません。

こうすることで、付加サービスなどがどのような動きになっているかも見えたりして、応用がされていくわけですね。

まとめ

例がイマイチだったので、ちょっと判りにくかったかもしれないのですが、要は「無駄なものをそぎ落として、他に応用できるように考えることで、より再利用性の高い図を作れるよ」ということです。

フレームワークにする思考をしていくことで、全く関係のない分野を自分の分野に応用していくことが出来るようになります。そうしていくことで、よりアイデアや思考の幅も広がってくるんですよね。

ということで、是非一度「フレームワークにする思考」をやってみてください。

You Might Also Like

  1. gothedistance

    こんばんわ。

    様々な現象を抽象化することでフレームワークとして活用できるような頭の使い方をせよ、というご指摘大変参考になりました。フレームワークに飲み込まれないことって大切だなと改めて感じました。

  2. あんけい

    gothedistance さん
    コメントありがとうございます。このエントリが少しでもお役にたてて光栄です。今後ともよろしくお願いします。