学生時代に下北沢のイタリアンレストランでアルバイトをしていました。今はそのお店自体なくなってしまったのですが、自分がそのお店で働きはじめた時は面白い習慣がありました。
アルバイト用のノートが一冊用意されていて、アルバイト中に気づいたサービスに関することはそこにみんなが書き込んでいくんですね。
例えばビールのグラスは洗ったものは奥に入れとこうよ。じゃないと忙しいときは冷えていないグラスで出してしまうことになるからね。とか、こういうお客様がいたからこういう対応したけど好印象だったよ。とか。
まぁ、正直考えればわかることから、あ、そういう考え方もあるよね。とか色々なものが書き込まれてたんですよ。
シフトで現場に入るとアルバイトはまずそのノートのUpdate部分を確認するんですね。それから通常の業務に入るんです。まぁ時間としては数分ですよ。
あとラストまで仕事をしていたメンバーは、まかないを食べながらそのディスカッションしてそのノートに追記していくとかもしてくんですね。
初めてのアルバイト先ではあったんですが、もうこの仕組みが大好きだったんですよ。なんかそのノートを開くのもワクワクするし、まかない食べながらあーだこーだとディスカッションする空気も。
これがある時から無くなったんです。オーナーがそんな時間が無駄であるとの判断で。そこから実はサービスの質が悪くなっていったんですよ。もう1人のバイトが感じられるぐらいはっきりと。常連さんも減っていきましたしね。
まぁ、そういう経験もありナレッジシェアってすごく大事だと思ってます。なのでブログも書くし、社内ではWikiの運用もやってます。メールもたまに垂れ流してるしとにかく色々やってるんです。
自分にとっては大して重要じゃないと思うものも、他の人のスキルをあげることもあるわけです。そして何より空気を作るきかっけにもなる。
ふと学生時代のことを思い出したのでちょっと書起してみました。