2026年7月22日、ハートコア株式会社が主催する「成功戦略Webサイトサミット2026」(会場:31 Builedge 霞ヶ関プラザホール)にて、弊社代表 安西敬介がセッション「顧客体験の『表』と『裏』──AIに選ばれる接点と、それを支えるCMS」に登壇いたしました。ご参加いただいた皆様、企画・運営のハートコア株式会社の皆様に、あらためて御礼申し上げます。
セッション概要
- テーマ:「顧客体験の『表』と『裏』──AIに選ばれる接点と、それを支えるCMS」
- 日時:2026年7月22日(水) 16:00〜16:25(セッションA-7・25分)
- 会場:31 Builedge 霞ヶ関プラザホール
- 主催:ハートコア株式会社
- 形式:単独講演
セッションでお話ししたこと
生成AIとAI検索が日常になり、企業サイトのコンテンツが「人より先にAIに読まれる」時代に入ったという前提から、顧客体験を届ける「表」(顧客接点)と、それを支える「裏」(運用・データ・ワークフロー)を、AIが同時に書き換えているという構図をお伝えしました。
持ち帰っていただきたい勘所として、3点に絞ってお話ししています。
- 表:AIに認識される「素材」を持つ — 人がページを読み下すのではなく、AIが構造を読み解いて回答を組み立てる時代に、コンテンツは「作った」だけでは届かない。機械が正しく読み取れる形で”素材”として存在していることが選ばれる条件になる
- 裏:AIより先に、ワークフローを整える — ツール導入の前に、元となる情報を一元化、鮮度と承認、棚卸しといった運用の土台をつくる。ここが整っていないと、AIを載せても矛盾や古い情報が加速するだけになる
- 分業:ファクトとブランドは、人が握る — 下書き・要約・分類・翻訳のたたきはAIに任せられる。一方で、戦略・ファクト・責任・ブランドらしさは、人が握り続ける領域として残る
表側の視座としては、AI検索に向けた考え方を4層で整理するフレーム(テクニカル基盤/インテント対応/エンティティ/エコシステム)をご紹介し、従来のSEOの延長で捉えられる領域と、そこから先の「差がつく領域」の境目をお示ししました。
裏側の視座としては、AI時代のCMSに求められる4つの要件——「オリジナル情報を一箇所に持つ」「構造化された文脈を持たせる」「APIで外部とつなぐ」「柔軟に出し分けて使わせる」——を、動詞の階段として整理してお話ししました。ベンダー中立の立場で、「今日から変えろ」ではなく「今後のCMS選定・運用を考える視点」として持ち帰っていただく設計にしています。
締めのメッセージ
締めでは、次のようなメッセージをお伝えしました。
AIによって、コンテンツを「作る」ことのコストは急速に下がっている。むしろこれから希少になるのは、それを「正しい状態で在り続けさせる」ことのほう。AIが第一読者になった世界でも、主語は人間のまま。更新作業者から、信頼の編集者へ。CMS運用に関わる方々の役割は、これからむしろ広がっていく。
コンテンツ運用・CMS運用の現場でこの議論をご一緒したいというご相談も、当日および後日いくつかお声がけをいただきました。今後もCX(顧客体験)とデータ活用の実装現場から得た知見を、こうした場を通じてお伝えしてまいります。