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リファラが不安定ないくつかの理由。

8 2月 2009 No Comment

様々なところでGoogleのテストが話題になっています。Googleが行っているサンプリングテストで、Ajaxベースのテストが行われているようです。これの実装によってはリファラ情報が取得できなくなる可能性がありそうと。

ただ、実際は現状行われているテストはかなり割合は少ないとのことですし、下記のような文章も出ていますので恐らく大丈夫でしょう。

It is not our intention to disrupt referrer tracking, and we are continuing to iterate on this project.
Google AJAX Search Results = Death To Search Term Tracking?

とはいえリファラがどのような場合に送られているのかなどは整理しておくと良いとおもいますので、ここに書いておきたいと思います。

リファラが送られるタイミング

リファラが送られるのは、ブラウザがWebサーバへHTMLのリクエストを行った際(URLで指定された情報を読み込みにいった際)に環境変数の1つとして送られます。

この環境変数とはアクセスしたブラウザが保持している情報を送るもので、ブラウザのバージョン情報やOS、Cookie情報などが含まれています。リファラもそこに含まれる情報で、ブラウザがその前に参照していたページのURLを渡しています。

リファラはあくまで「参照ページ」を表すものなので、あるサイトAのページを開いいて、ブックマークからサイトBのページを呼び出した場合はサイトAのページはリファラ情報としては送られません。

ちなみに、検索ワードの取得についてはこのリファラを利用して解析がされているものになります。検索エンジンからのリファラ情報を見て、その中に含まれている解析ツールが解析をして集計を行っています。

リファラが送られないケース

似たようなケースでもリファラ情報が送られる場合と送られない場合があるので、そこも注意が必要です。

まず最初に、先ほども触れたブックマークからの呼び出しですが、これは呼び出した画面にどんなページが表示されていようとも、そのページから参照されたわけではないので、リファラ情報は送られません。同じく、URLを直接手で打ち込んだ場合についてもリファラ情報は送られません。

次に、メールに記載されているURLをクリックした場合です。メーラーソフトを利用してメールを読んで、URLをクリックした場合はリファラ情報は送られません。これはブラウザとは別のソフトを利用して参照しているためです。

しかし、Yahoo!メールやgmailなどのWebメールからメールを参照し、URLをクリックした場合はメーラーのドメイン情報がリファラ情報として送られることになります。

同じようにRSSリーダーなどでも別のRSSクライアントソフトなどを利用している場合は、リアファラ情報は送られず、WebサイトでのRSSリーダーのサービスからはリファラ情報が送られます。

※もちろんメールやRSSなどはパラメータやシステムを利用することで、別の方法できちんとクリック集計をする方法は存在しています。ここではあくまでリファラ情報として見た場合ということでの話なのでご注意を。

意外と不安定なワケ

リファラ情報は結構簡単に偽装できます。こんな事を書いてしまうと問題になるのかもしれませんが、ブラウザが送る情報をコントロールできてしまえばリファラ情報をコントロール出来てしまうわけです。

自分はテストを行う際に利用するのですが、FirefoxではRefControl :: Firefox Add-onsというAdd onがあります。

これは指定したURLに対してのリファラ情報の送信をブロックしたり、別のものを指定したりすることが出来ます。これによってサーバ側で集計されるリファラ情報をコントロール出来てしまうわけです。

ただ、あまりに面倒なのとわざわざこれを利用するほど情報を拒絶する人もいないでしょうし、あくまでテスト用として使うことをお薦めします。

他にはクッションページを使うことで、リンクされているページを隠すことが出来ます。これは2chなどでも利用されてますね。

リファラ情報が送られないもう1つの例として、Ubiquityなどの新しいWebサービスの発展が考えられると思います。このUbiquityはFirefoxのAdd onでコマンドラインで検索やら様々なWebサービスの利用をできるようにするものです。

Ubiquity

このキャプチャはGoogleで「あんけい」という単語をUbiquityで検索したものになります。この検索結果はAPIを利用したもので、ここをクリックするともちろん検索結果へ遷移するわけですが、これは新規ウィンドウを表示するのと同じでリファラは送られません。

つまり「あんけい」と検索されて遷移をしてきているのに、遷移先には情報が送られないわけです。

という事で様々なシーンでリファラ情報は送られていないわけです。

まとめ

以上のように、リファラ情報を取得した集計結果は、そういったノイズもあるんだよということを十分認識した上で分析をしていく必要があるわけです。

とはいえ、リファラ情報から得られる検索ワードの情報などは、サイトのニーズを知るうえでは非常に重要なもので、それをベースにした市場も非常に裾野が広く存在しているわけです。

ここは個人的な見解ですが、ここまで市場が大きくなってしまったものを崩すことはやはり大変な事になってしまうわけで、もし、検索エンジンがリファラを送らなくなったとしても、別のパラメータなどを使って取得する方法を確立してくれるんじゃないかなぁと思う次第です。

なので、結構、安心して見ていて大丈夫なんじゃないかなぁと。

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