Adobe Digital Marketing Summit レポート1

Adobe Digital Marketing Summitに参加してきたので、例年同様にレポートを掲載していきたいと思います。ちなみに今年もSalt Lake Cityでの開催だったのですが、会場の規模も大きくなりコンベンションセンターを借り切っての開催でした。約4000人の参加だったとか。

DataとDesignの融合 Personalized Experience

初日最初のKeynoteでデジタルマーケティングビジネスユニット担当上級副社長であるBrad Rencherが触れたキーワードで非常に重要かつ自分の印象に残ったのが<Personalized Experience>。より個人に最適化された体験の提供ということですね。非常に分かりやすい2つのワードですが、ここに込められた思いというのは非常に大きいものを感じます。

Personalizedを実現するためには絶対的にDataが必要になります。そして、ExperienceをTechnorogyとDesignで実現することになるわけです。DataとDesignの融合を実現するキーワードという意味ではこれ以上の言葉がないように感じ、今後のAdobeの戦略も見える非常によいキーワードです。

Digital Marketing Suiteによる実現

Brad RencherはKeynoteにて、Facebook、Twitterをはじめ、様々なDigital Serviceとそれをつなげることで見えてくる<Data>を右腕に、いかにPersonalized Experienceを実現していくかについて触れていました。

(ここからはちょっと製品の話ですが)Personalized されたものを提供するには、データが必要です。そのデータがまさにAdobe SiteCatalystで計測するオンラインデータになるわけですね。そしてそれらのDataをPersonalizeに活用できるものに昇華させるために、今回バージョンアップを果たしたAdobe Disoverやオフラインのデータを統合して分析できるAdobe Insightがあるわけです。

実際に分析を通して見えてきたインサイトをベースに、今回の発表されたAdobe CQ5.5やAdobe Test&Targetなどを利用し、個人のExperienceとして展開をしていくわけです。

そしてこのExperienceをいかに作り出していくか、そこにDesignを有効に使えるベースが必要になるわけで、例えばCQ5.5ではDigital Asset Management機能というものがあり、デジタルコンテンツを簡単に管理できます。他にもScene7を利用することで、画像上の文字をPersonalizeされたものに変更することも簡単です。

こういったテクノロジーをうまく活用していくことで、Designが顧客に展開するExperienceを拡張させていくわけですね。今回のKeynoteでは CTOのKevin Lynchも登場。Adobe Creative CloudとAdobe Digital Marketing Suiteの両方を統合させた少し先の未来を見せるデモを実施。サイト運用のワークフローも含めDataとDesignの統合を垣間見ることが出来ました。

まとめ

まずは最初のKeynoteをベースにSummitレポートの1つめを書おこしてみました。今回はこのPersonalized Experienceという単語が自分にはインパクトが大きすぎました。

あと2本程度はSummitから見えた傾向や事例などをレポートしたいと思います。

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