ページのどこを見ていたかを知る方法

ClickTale はユーザー全体というよりも個人にフォーカスをして解析をするツールで非常に面白いものが取得できたりします。

これツールはサンプリングによってユーザーのセッションに特定したデータを色々と取ってくれます。

コンテンツの参照時間

Heatmapsというレポートでは、ページにオーバーレイした形で、色分けされた項目が表示されます。

これが非常に面白くページのどの辺りでどのくらい止まっていたかを確認することが出来ます。

ブログなどであれば、文章のどの部分に最も興味がもたれたかをある程度推測することが出来そうです。

現状のツールではそのほとんどが「コンテンツ」を格納したHTMLという「コンテナ」の参照を評価しているだけにすぎません。

これを利用することでもう少しだけ「コンテンツ」に寄った分析が出来るようになるかもしれませんね。

フォームの分析

また、これは最近新しくローンチされた機能なのですが、フォームの分析というのがβ版として提供されています。

これはフィールドごとに入力を完了するまでの時間が、ブランクで入力されなかったフォームや、どのフィールドがエラーの入力し直しに影響を与えたかなどを分析できるようです。

あいにく手元に頃合いの良い、フォームページを持っていないため、こちらは未利用なのですが、参照先のページのキャプチャを見る限りはかなり面白そうです。(ClickTale Introduces Form Analytics – Web Analytics World Blog)

フォームを最適化していくためには、細かくエラーも含めた分析をしていくことが必要になるわけですが、こういったツールがあると非常に楽に分析が出来そうですね。

動きの再生

これはもともと ClickTale が注目を集めることになった機能なのですが、マウスの奇跡とともにユーザーの動きを再生してくれます。

これは見てるだけで面白いです。等速再生や倍速再生なども出来るので、実際に検証するにはかなり面白いかと思います。

ブログだとウィンドウスクロールだけで終わってしまったりもするのですが、もう少しポータル的なページの場合は、どのようにリンクが選択されているかだったりもわかると思います。

コンバージョンプロセスにおいては、ボタンを押すのに、躊躇だったりも把握出来る場合もあるかと。

まとめ

このツールの利用は、それほど多くの件数の分析をしないのであれば無料で利用することが出来ます。

ヒートマップの利用についてはページの上部と下部の2つにタグを入れなければならないなどはあるのですが、ブログなどで入れてみても非常に面白いツールだと思います。

大手のベンダーはこういった部分の評価はサービスとして提供していない部分になるので、こういったニッチなツールの提供は非常に興味深いものがあります。

うまく併用して、コンテンツの評価に繋げられるようにしたいですね。

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