サイト運用と解析の関連をモデル図にしてみた

前々回のエントリ(サイトの運用を最適化で分解)で、サイトポテンシャル最大化やトラフィック確保について少し分解をしてみたわけですが、それを図にしてみたものを展開してみたいと思います。

Cube Model Beta

下の図がCube Model(Beta)になります。Cube自体がサイト全体というか管理みたいなもので、図の右側から訪問があるイメージです。

Cubeの下側(緑色)にあたる部分は、「サイトのベース(中長期的視点)」にあたる部分です。そしてCubeの上部(黄色)が「キャンペーン/プロモーションなど(短期的視点)」です。

Web Site Cube Model Beta1

ベース部分

先程、ベース部分は中長期的視点と書いていますが、これはKBR型KPI(KBRが何たるかについてはGoalとKPIに潜むキャズムの乗り越え方 その1あたりから読んでいただけるとよいかと)にあたる部分でもあります。この部分は大きく流入部分(entry)とサイト内部(path flow)に分けています。

サイト流入(entry)については全体バランスや全体予算などを管理する必要があり、これらはキャンペーンの実施などとは別に実施されている必要があります。

また、前々回のエントリで触れた中長期的に向上施策を行う必要がある、自然流入増加などもSEO対策として実施する必要があり、その部分についてもこのベース側のサイト流入での管理となるかと思っています。

またトラフィックの後ろ側にあるのが、サイト内部(path flow)なわけですが、ここでは、一般的なサイトのUIであったり、機能、フォームなど、サイト共通的な部分についてポテンシャルをアップする部分になります。

全体としてサイト全体のコンバージョン率が大きな指標であり、その中でより全体のフローを良くしていくための管理です。

キャンペーン部分

キャンペーン部分はより短期的な視点になります。ベース部分と違い流入に対して縦長に切り分けているのが特徴です。

キャンペーンの場合は、短期的かつ結果へのコミットも非常に重要になってきます。そのため流入だけ確保できました、あとはサイトよろしく!ではなく、きちんと結果についてもコミットしていく必要があります。

特にきちんとセグメントをターゲティングして行うキャンペーンの場合、それらセグメントの良し悪しやターゲティングなども行っていく必要があります。また、サイト外部と内部でキャンペーンをうまく相互活用していく必要があります。

そのため流入部分からサイト内部まできちんとみていくことが必要になり、それが複数本ながれるということで、縦長に分かれている図にしています。

まとめ

このCube Modelは自分の中でかなりしっくり来ている図だったりするのでご紹介しました。KBR型KPIとKGI型KPIとの区分けとしても非常にわかりやすいかと思いますので、何かサイト施策を考える際の一助となれば幸いです。

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