トラフィックをコントロールする
サイトの最適化をしていくことは非常に重要で、その効率性の向上は全体のコンバージョンへの寄与は非常に重要になってきます。
しかしながら、そもそもの母数を確保するという点で、やはりトラフィックの確保はやっぱり重要なわけです。テストをしていくにしても、きちんとした判断をするために母数は必要ですしね。
リスティング広告やSEO対策といった特定のものにフォーカスするも重要ですが、サイトを運営していくにあたっては全体観というかバランスを考えていく必要があるわけです。
どんな視点で整理をするのか?
このバランスを整理する視点として下記は整理をしておく必要があるかと思ってます。
- トラフィックボリューム
- コンバージョンへの寄与
- コスト
- 即効性
最初の2つは、現状認知というところが大きくなります。それぞれのトラフィックの特徴を捉えておくという感じでしょうか。
トラフィックボリューム
サイト全体の流入のうち、どこからどの位の割合で流入をしているかという部分を捉えておく必要があります。流入の分解については以前に記述をしたエントリがあるので、そちらも合わせて確認していただければと思います(Site Entry Optimizationってあっても良い気がする)。
これにより、まずはサイトの現状を知ります。ただ、それぞれが多いな、少ないなということで、この時点で何かしら結論めいたものは出さないようにします。
コンバージョンへの寄与
流入があったとしてもコンバージョンに結びついていないと意味がありません。そのため、それぞれのチャネルがコンバージョンにどの位寄与しているかを知る必要があります。
全体の割合のうちのコンバージョン数、それぞれのチャネル別のコンバージョン率(コンバージョン数÷流入数)で見ると良いと思います。
これだけ出して、流入と比べるだけで、おおよそ色々なものが見えてきます。あとは、実際にこれらのトラフィックを確保する際の整理です。
コスト
何はともあれコストです。運用費を湯水のごとく利用出来るのであれば何ら問題ないかもしれませんが、現実は違います。
それぞれのトラフィックソースごとにかかるコストを整理しておくことで、トラフィックソースのコントロールをする際にも判断がしやすくなります。
即効性
トラフィックをコントロールできるようにするのであれば、即効性についても把握しておく必要があります。対策をしたものの、即効性がないのであれば意味がないですからね。
まぁ、ほとんどの場合において、即効性の高いものはコストがかかり、即効性が低いものは徐々に効果をあげていくものが多いと思いますので、あとはその振れ幅をどのくらいで整理をすると良いかという部分かと思います。
まとめ
ざっくりとトラフィックをコントロールする場合に必要な要素として整理をしてみました。今、自分がどのようなトラフィック確保するためのツール(チャネル)を保持していて、あとは必要な最に必要な量だけコントロールできるようにするというのも良いかもしれません。
場合によっては、これに合わせてトラフィックごとのセグメントなんていうのも整理をしておくと、施策別に効果の高いセグメントを使い分けて確保するなんてこともできるようになるかもしれませんね。