マイクロサイトの分析
ブランドを多く保持していたり、プロモーションを頻繁に行う企業の場合、1つのサイトだけではなく、複数のドメイン下でのサイト構築を行うことも多くなってきました。
この別サイトとして展開しているサイト群のことを、マイクロサイトやサテライトサイトと呼ぶのですが、今回はこのマイクロサイトの分析について少し。
まず、このマイクロサイトとは何かについて少しだけ。
マイクロサイトとは?
飲料メーカーなど販売している商品それぞれがブランド化している場合、それぞれ別のドメインにてブランドサイトの展開をしています。また、多くの自動車企業においても、各自動車ブランドごとにサイトを作っていることは多くあります。
他にもコミュニティサイトの運営やプロモーション用サイトとして一時的に別サイトとして運営することも多くあると思います。
1つの企業が運営しているサイトという視点でサイトをみた場合、複数のサイトを運営していることも多くなってきているわけです。実際に、ブランド視点でのマイクロサイト化するメリット、デメリットはコンセントの長谷川さんが書いている記事が参考になると思います。
企業のブランド戦略を促進するWebサイト設計の要点 | Web担当者Forum
全体をみる。
では、実際にサイトをどのように分析していくかなのですが、サイトの目的によっても変わってきます。
このようなサイトを分析する場合は、サイトごとの分析とともに複数のマイクロサイトやメインサイトを束ねた分析も必要になってきます。
前者のサイトごとの分析については、目的によって変わってくるので今回はふれずに、後者の複数サイト全体での分析についてみていきたいと思います。
これらの分析を見るときに重要な視点は3つです。
- それぞれのサイトの流入量
- それぞれのサイトから別サイトへの送出量
- コンバージョンポイントが明確にある場合は、その送出分のコンバージョン
これらを見ることで、サイト間を流動させることによるシナジー効果の分析をしていくことができるようになるわけです。
図はコマースサイト(コンバージョンが明確だったから)とマイクロサイトとの関係を示したものです。
まとめ
細かい実装などはいつも通り省きますが、これらを分析することで、よりサイト全体のフローが見えるようになり、結果、複数サイトを運営することのシナジー効果も見えてくるようになるわけです。
対象範囲が大きくなればなるほど、より大きな視点で分析をする必要になってきます。ページ、セクション、そして、サイト間という分析がどうしても出てきてしまうんですよね。